第二種衛生管理者試験は毎月実施されていますが、出題されるテーマには一定のパターンがあります。頻出テーマを把握して効率的に対策しましょう。


全体の出題傾向

過去問からの出題割合

近年は数値を変えた応用問題が増加傾向にあります。過去問を丸暗記するだけでは対応できないケースが増えており、「なぜその数値なのか」の理解が重要になっています。


科目別の頻出テーマ

関係法令(10問)の頻出テーマ

頻出度 テーマ 出題のポイント
★★★ 衛生管理者の選任 選任人数(50人→1人・200人超→2人等)・専任要件(1000人超)
★★★ 産業医の職務・巡視 月1回の巡視・勧告権・1000人以上で専属
★★★ 衛生委員会 50人以上・月1回・議事録3年保存
★★★ 定期健康診断 1年以内ごとに1回・記録5年保存・事後措置
★★★ 特定業務従事者健診 6ヶ月以内ごとに1回・深夜業等が対象
★★☆ 長時間労働者面接指導 月80時間超・産業医が実施・5年保存
★★☆ ストレスチェック 50人以上・年1回・本人同意なし開示禁止
★☆☆ 年少者・妊産婦の制限 18歳未満の禁止業務・深夜業の制限

労働衛生(10問)の頻出テーマ

頻出度 テーマ 出題のポイント
★★★ WBGT 計算式・係数(湿球0.7・黒球0.2or0.3・乾球0.1)・屋内外の違い
★★★ 局所排気装置 構成の順番・囲い型vs外付け型の効率・制御風速
★★★ 作業環境測定 A測定とB測定の違い・管理区分(第1〜第3)・掲示義務
★★☆ 保護具 防じんvs防毒マスク・送気マスクが必要な場面
★★☆ 騒音 等価騒音レベル・A特性・85dB基準・距離減衰(2倍で6dB低下)
★★☆ リスクアセスメント 優先順位(代替→工学→管理→保護具)・記録3年
★☆☆ 振動 手先振動と全身振動・振動白ろうの特徴(寒冷で悪化)

労働生理(10問)の頻出テーマ

頻出度 テーマ 出題のポイント
★★★ 熱中症 重症度Ⅰ〜Ⅲ・体温調節中枢(視床下部)・湿度との関係
★★★ 一酸化炭素中毒 COHbのメカニズム・COはHbと酸素の200〜250倍の親和性
★★★ じん肺 不可逆性・管理区分1〜4・珪肺は遊離けい酸が原因
★★☆ 騒音性難聴 感音性難聴・4000Hz付近から低下・不可逆性
★★☆ 放射線 確定的影響vs確率的影響・吸収線量(Gy)vs等価線量(Sv)
★★☆ 酸素欠乏症 18%未満・硫化水素10ppm超・嗅覚麻痺の危険
★☆☆ 化学物質の毒性 急性vs慢性・経口・吸入・皮膚吸収の経路

近年の出題変化

① 化学物質管理の問題が増加

2022年以降の化学物質規制強化(自律的管理の義務化)に伴い、リスクアセスメント・SDS・GHSに関する問題が増えています。

② 法改正後の数値が出題される

これらは比較的新しい規定のため、古いテキストには記載がない場合があります。最新のテキストを使うことが重要です。

③ 「なぜ」を問う問題が増加

「〇〇は正しいか」という正誤判定だけでなく、「〇〇の目的は何か」「〇〇の場合どうなるか」という応用問題が増えています。


効率的な対策の優先順位

限られた時間で最大の得点を得るには、頻出度★★★のテーマを完全に仕上げることが最優先です。

★★★を完璧に → ★★☆を7割押さえる → ★☆☆は余裕があればという優先順位で対策しましょう。


まとめ

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