実践演習・関係法令 第1問
衛生管理者の選任に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。ただし、選任の特例はないものとする。
問題
衛生管理者の選任に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。ただし、選任の特例はないものとする。
選択肢
- (1) 常時30人の労働者を使用する事業場では、業種にかかわらず衛生管理者を選任しなければならない。
- (2) 常時50人以上の労働者を使用する事業場では、原則として衛生管理者を選任しなければならない。
- (3) 常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医を選任すれば衛生管理者の選任は不要である。
- (4) 衛生管理者は、事業場外の者のうちから選任しなければならない。
- (5) 衛生管理者を選任したときは、労働者代表に通知すれば所轄労働基準監督署長への報告は不要である。
正答
正答は (2) です。
解説
正答は2。衛生管理者の選任義務は常時50人以上の労働者を使用する事業場に課されており、(2)の記述は正しい。(1)30人では義務なし、(3)産業医と衛生管理者は別に選任が必要、(4)専属を原則とする事業場もあるが外部の場合もある、(5)報告書は所轄労働基準監督署長に提出が必要。
正解の理由
(2)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 衛生管理者の選任義務は常時50人以上の労働者を使用する事業場に課されており、(2)の記述は正しい。
(2) 常時50人以上の労働者を使用する事業場では、原則として衛生管理者を選任しなければならない。
他の選択肢
(1) 常時30人の労働者を使用する事業場では、業種にかかわらず衛生管理者を選任しなければならない。
(1)「常時30人の労働者を使用する事業場では、業種にかかわらず衛生管理者を選任しなければならない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(2)「常時50人以上の労働者を使用する事業場では、原則として衛生管理者を選任しなければならない。」です。問題文の条件(衛生管理者の選任に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。ただし、選任の特例はないもの…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(3) 常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医を選任すれば衛生管理者の選任は不要である。
(3)産業医と衛生管理者は別に選任が必要 選択肢(3)「常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医を選任すれば衛生管理者の選任は不要である。」は本問の正答(2)とは異なるため不適です。
(4) 衛生管理者は、事業場外の者のうちから選任しなければならない。
(4)「衛生管理者は、事業場外の者のうちから選任しなければならない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(2)「常時50人以上の労働者を使用する事業場では、原則として衛生管理者を選任しなければならない。」です。問題文の条件(衛生管理者の選任に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。ただし、選任の特例はないもの…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(5) 衛生管理者を選任したときは、労働者代表に通知すれば所轄労働基準監督署長への報告は不要である。
(5)報告書は所轄労働基準監督署長に提出が必要 選択肢(5)「衛生管理者を選任したときは、労働者代表に通知すれば所轄労働基準監督署長への報告は不要である。」は本問の正答(2)とは異なるため不適です。
学習のヒント
労働安全衛生法・労働基準法などは、数字(人数・日数・年齢)と義務の主体をセットで整理すると得点しやすくなります。関連用語は用語解説で押さえ、同年・前後の過去問で選任・報告・届出の区別を確認してください。 選任人数・専任・報告書の提出先は混同しやすいので、用語解説の表と関連過去問で区別してください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。