実践演習 · 関係法令

実践演習・関係法令 第57問

最低賃金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

最低賃金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 最低賃金には、地域別最低賃金と特定最低賃金(産業別)がある。
  2. (2) 最低賃金は、全国一律で同じ金額が適用される。
  3. (3) 最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分だけが自動的に最低賃金額に引き上げられる。
  4. (4) 最低賃金は、パートタイム・アルバイト労働者には適用されない。
  5. (5) 最低賃金法に違反しても、罰則は設けられていない。

正答

正答は (3) です。

解説

正答は3。最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分は無効となり、最低賃金額と同様の定めをしたものとみなされる(自動的に最低賃金額に引き上げられる)と最低賃金法で定められており、(3)の記述は正しい。(1)地域別最低賃金と特定最低賃金の2種類があることは正しい。(2)地域によって金額が異なる、(4)雇用形態にかかわらず適用される。

正解の理由

(3)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分は無効となり、最低賃金額と同様の定めをしたものとみなされる(自動的に最低賃金額に引き上げられる)と最低賃金法で定められており、(3)の記述は正しい。

(3) 最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分だけが自動的に最低賃金額に引き上げられる。

他の選択肢

  • (1) 最低賃金には、地域別最低賃金と特定最低賃金(産業別)がある。

    (1)「最低賃金には、地域別最低賃金と特定最低賃金(産業別)がある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分だけが自動的に最低賃金額に引き上げられる。」です。問題文の条件(最低賃金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (2) 最低賃金は、全国一律で同じ金額が適用される。

    (2)「最低賃金は、全国一律で同じ金額が適用される。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分だけが自動的に最低賃金額に引き上げられる。」です。問題文の条件(最低賃金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (4) 最低賃金は、パートタイム・アルバイト労働者には適用されない。

    (4)「最低賃金は、パートタイム・アルバイト労働者には適用されない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分だけが自動的に最低賃金額に引き上げられる。」です。問題文の条件(最低賃金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (5) 最低賃金法に違反しても、罰則は設けられていない。

    (5)は刑事罰・処罰を前提としていますが、本問の解説は制度の趣旨・配慮義務の内容を問うもので、刑事罰が直ちに科される趣旨ではありません。 解説では「(1)地域別最低賃金と特定最低賃金の2種類があることは正しい。」とある一方、(5)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は3。最低賃金以下の賃金を定めた労働契約は、その部分は無効となり、最低賃金額と同様の定めをしたものとみなされる(自動的に最低賃金額に引き上げられる)と最低賃金法で定められており、(3)の記述は正しい。(1)地域別最低賃金と特定最低賃金の2種類があることは正しい。(2)地域によ… 正答(3)との違いを確認し直してください。

学習のヒント

労働安全衛生法・労働基準法などは、数字(人数・日数・年齢)と義務の主体をセットで整理すると得点しやすくなります。関連用語は用語解説で押さえ、同年・前後の過去問で選任・報告・届出の区別を確認してください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。