実践演習 · 関係法令

実践演習・関係法令 第62問

クレーン等の取扱いに関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。

問題

クレーン等の取扱いに関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 一定の能力を超えるクレーンを操作するためには、免許や技能講習の修了等が必要である。
  2. (2) クレーン運転士免許を取得すれば、能力に関係なくあらゆるクレーンを操作できる。
  3. (3) クレーンの定期自主検査は、労働者が希望した場合にのみ実施すればよい。
  4. (4) クレーンによる荷の吊り上げ作業では、作業指揮者は必要ない。
  5. (5) クレーン等の安全装置(過負荷防止装置等)は、作業効率のために無効にしてよい。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。つり上げ荷重が一定以上のクレーンを操作するには、クレーン運転士免許・床上操作式クレーン運転技能講習修了等が必要であり、(1)の記述は正しい。(3)クレーンの定期自主検査は1か月・3か月・1年ごとに実施する義務がある、(5)安全装置の無効化は禁止されている。

正解の理由

(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) つり上げ荷重が一定以上のクレーンを操作するには、クレーン運転士免許・床上操作式クレーン運転技能講習修了等が必要であり、(1)の記述は正しい。

(1) 一定の能力を超えるクレーンを操作するためには、免許や技能講習の修了等が必要である。

他の選択肢

  • (2) クレーン運転士免許を取得すれば、能力に関係なくあらゆるクレーンを操作できる。

    (2)の内容は、正答(1)「一定の能力を超えるクレーンを操作するためには、免許や技能講習の修了等が必要である。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。つり上げ荷重が一定以上のクレーンを操作するには、クレーン運転士免許・床上操作式クレーン運転技能講習修了等が必要であり、(1)の記述は正しい。(3)クレーンの定期自主検査は1か月・3か月・1年ごとに実施する義務がある、(5)安全装置の無効化は禁止されている。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (3) クレーンの定期自主検査は、労働者が希望した場合にのみ実施すればよい。

    この肢は「クレーンの定期自主検査は、労働者が希望した場合にのみ実施すればよい。」と述べていますが、関係法令の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「一定の能力を超えるクレーンを操作するためには、免許や技能講習の修了等が必要である。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「クレーンの定期自主検査は、労働者が希望した場合にのみ実施すればよい。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (4) クレーンによる荷の吊り上げ作業では、作業指揮者は必要ない。

    解説では「つり上げ荷重が一定以上のクレーンを操作するには、クレーン運転士免許・床上操作式クレーン運転技能講習修了等が必要であり、(1)の記述は正しい。」とある一方、(4)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。つり上げ荷重が一定以上のクレーンを操作するには、クレーン運転士免許・床上操作式クレーン運転技能講習修了等が必要であり、(1)の記述は正しい。(3)クレーンの定期自主検査は1か月・3か月・1年ごとに実施する義務がある、(5)安全装置の無効化は禁止されている。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (5) クレーン等の安全装置(過負荷防止装置等)は、作業効率のために無効にしてよい。

    (5)「クレーン等の安全装置(過負荷防止装置等)は、作業効率のために無効にしてよい。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「一定の能力を超えるクレーンを操作するためには、免許や技能講習の修了等が必要である。」です。問題文の条件(クレーン等の取扱いに関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

学習のヒント

労働安全衛生法・労働基準法などは、数字(人数・日数・年齢)と義務の主体をセットで整理すると得点しやすくなります。関連用語は用語解説で押さえ、同年・前後の過去問で選任・報告・届出の区別を確認してください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。