実践演習・労働生理 第6問
呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 肺胞と毛細血管の間で行われるガス交換を外呼吸という。
- (2) 成人の安静時の1回換気量は、通常約5mLである。
- (3) 呼吸中枢は、主に膝関節に存在する。
- (4) 吸気では、肺内圧が外気圧より高くなり続けるため空気が入る。
- (5) 二酸化炭素は、体内で全く産生されない。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。肺胞と毛細血管の間で行われる酸素と二酸化炭素のガス交換を外呼吸(肺呼吸)といい、(1)の記述は正しい。(2)安静時の1回換気量は約500mL、(3)呼吸中枢は延髄にある、(4)吸気時は胸腔内容積増大により肺内圧が外気圧より低くなり空気が流入する。
正解の理由
(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 肺胞と毛細血管の間で行われる酸素と二酸化炭素のガス交換を外呼吸(肺呼吸)といい、(1)の記述は正しい。
(1) 肺胞と毛細血管の間で行われるガス交換を外呼吸という。
他の選択肢
(2) 成人の安静時の1回換気量は、通常約5mLである。
(2)「成人の安静時の1回換気量は、通常約5mLである。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「肺胞と毛細血管の間で行われるガス交換を外呼吸という。」です。問題文の条件(呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(3) 呼吸中枢は、主に膝関節に存在する。
(3)「呼吸中枢は、主に膝関節に存在する。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「肺胞と毛細血管の間で行われるガス交換を外呼吸という。」です。問題文の条件(呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) 吸気では、肺内圧が外気圧より高くなり続けるため空気が入る。
この肢は「吸気では、肺内圧が外気圧より高くなり続けるため空気が入る。」と述べていますが、労働生理の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「肺胞と毛細血管の間で行われるガス交換を外呼吸という。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「吸気では、肺内圧が外気圧より高くなり続けるため空気が入る。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(5) 二酸化炭素は、体内で全く産生されない。
(5)「二酸化炭素は、体内で全く産生されない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「肺胞と毛細血管の間で行われるガス交換を外呼吸という。」です。問題文の条件(呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
学習のヒント
温度・湿度・作業強度・WBGT などは、基準値と測定・対策の手順を一連の流れで覚えると理解が定着します。生理・環境の用語を押さえたあと、数値を問う過去問で計算・判断の練習を重ねてください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。