実践演習 · 労働生理

実践演習・労働生理 第48問

感覚の順応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

感覚の順応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 一定の刺激を継続して受けると感覚が鈍くなる現象を順応という。
  2. (2) 暗順応(明るい場所から暗い場所への順応)は、数秒で完了する。
  3. (3) 味覚は舌の味蕾だけで感じられ、嗅覚は味覚に全く影響しない。
  4. (4) 痛覚は皮膚にのみ存在し内臓には存在しない。
  5. (5) 感覚の強さと刺激の強さは常に直線的(比例)な関係にある。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。一定の刺激を継続して受けることで感覚の感度が低下(または変化)する現象を順応といい、明順応・暗順応・嗅覚の順応等がその例として挙げられる。(1)の記述は正しい。(2)暗順応は完了まで数分〜30分程度かかる、(5)感覚の強さと刺激の強さの関係はウェーバー・フェヒナーの法則(対数的関係)に従う。

正解の理由

(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) (1)の記述は正しい。

(1) 一定の刺激を継続して受けると感覚が鈍くなる現象を順応という。

他の選択肢

  • (2) 暗順応(明るい場所から暗い場所への順応)は、数秒で完了する。

    (2)「暗順応(明るい場所から暗い場所への順応)は、数秒で完了する。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「一定の刺激を継続して受けると感覚が鈍くなる現象を順応という。」です。問題文の条件(感覚の順応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (3) 味覚は舌の味蕾だけで感じられ、嗅覚は味覚に全く影響しない。

    (3)の内容は、正答(1)「一定の刺激を継続して受けると感覚が鈍くなる現象を順応という。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。一定の刺激を継続して受けることで感覚の感度が低下(または変化)する現象を順応といい、明順応・暗順応・嗅覚の順応等がその例として挙げられる。(1)の記述は正しい。(2)暗順応は完了まで数分〜30分程度かかる、(5)感覚の強さと刺激の強さの関係はウェーバー・フェヒナーの法則… 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (4) 痛覚は皮膚にのみ存在し内臓には存在しない。

    (4)の内容は、正答(1)「一定の刺激を継続して受けると感覚が鈍くなる現象を順応という。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。一定の刺激を継続して受けることで感覚の感度が低下(または変化)する現象を順応といい、明順応・暗順応・嗅覚の順応等がその例として挙げられる。(1)の記述は正しい。(2)暗順応は完了まで数分〜30分程度かかる、(5)感覚の強さと刺激の強さの関係はウェーバー・フェヒナーの法則… 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (5) 感覚の強さと刺激の強さは常に直線的(比例)な関係にある。

    この肢は「感覚の強さと刺激の強さは常に直線的(比例)な関係にある。」と述べていますが、労働生理の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「一定の刺激を継続して受けると感覚が鈍くなる現象を順応という。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「感覚の強さと刺激の強さは常に直線的(比例)な関係にある。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

学習のヒント

温度・湿度・作業強度・WBGT などは、基準値と測定・対策の手順を一連の流れで覚えると理解が定着します。生理・環境の用語を押さえたあと、数値を問う過去問で計算・判断の練習を重ねてください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。