実践演習 · 労働生理

実践演習・労働生理 第53問

脊髄の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

脊髄の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 脊髄は、脳からの運動指令を末梢に伝え、末梢からの感覚情報を脳に伝える伝導路の役割と、反射の中枢としての役割を持つ。
  2. (2) 脊髄は、脳と全く独立して機能し、脳からの指令を受けない。
  3. (3) 脊髄反射は、脳が関与しなければ起こらない。
  4. (4) 脊髄損傷では、損傷部位にかかわらず常に全身が麻痺する。
  5. (5) 脊髄は、呼吸・循環の最高中枢として機能する。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。脊髄は脳からの運動指令を骨格筋等に伝える下行性伝導路・感覚情報を脳に伝える上行性伝導路を持つとともに、脊髄反射(膝蓋腱反射等)の中枢としての機能も持つ。(1)の記述は正しい。(3)脊髄反射は脳を介さずに脊髄レベルで完結する、(5)呼吸・循環の中枢は延髄にある。

正解の理由

(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) (1)の記述は正しい。

(1) 脊髄は、脳からの運動指令を末梢に伝え、末梢からの感覚情報を脳に伝える伝導路の役割と、反射の中枢としての役割を持つ。

他の選択肢

  • (2) 脊髄は、脳と全く独立して機能し、脳からの指令を受けない。

    解説では「(3)脊髄反射は脳を介さずに脊髄レベルで完結する、(5)呼吸・循環の中枢は延髄にある。」とある一方、(2)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。脊髄は脳からの運動指令を骨格筋等に伝える下行性伝導路・感覚情報を脳に伝える上行性伝導路を持つとともに、脊髄反射(膝蓋腱反射等)の中枢としての機能も持つ。(1)の記述は正しい。(3)脊髄反射は脳を介さずに脊髄レベルで完結する、(5)呼吸・循環の中枢は延髄にある。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (3) 脊髄反射は、脳が関与しなければ起こらない。

    (3)「脊髄反射は、脳が関与しなければ起こらない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「脊髄は、脳からの運動指令を末梢に伝え、末梢からの感覚情報を脳に伝える伝導路の役割と、反射の中枢としての役割を持つ。」です。問題文の条件(脊髄の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (4) 脊髄損傷では、損傷部位にかかわらず常に全身が麻痺する。

    (4)の内容は、正答(1)「脊髄は、脳からの運動指令を末梢に伝え、末梢からの感覚情報を脳に伝える伝導路の役割と、反射の中枢としての役割を持つ…」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。脊髄は脳からの運動指令を骨格筋等に伝える下行性伝導路・感覚情報を脳に伝える上行性伝導路を持つとともに、脊髄反射(膝蓋腱反射等)の中枢としての機能も持つ。(1)の記述は正しい。(3)脊髄反射は脳を介さずに脊髄レベルで完結する、(5)呼吸・循環の中枢は延髄にある。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (5) 脊髄は、呼吸・循環の最高中枢として機能する。

    (5)「脊髄は、呼吸・循環の最高中枢として機能する。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「脊髄は、脳からの運動指令を末梢に伝え、末梢からの感覚情報を脳に伝える伝導路の役割と、反射の中枢としての役割を持つ。」です。問題文の条件(脊髄の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

学習のヒント

温度・湿度・作業強度・WBGT などは、基準値と測定・対策の手順を一連の流れで覚えると理解が定着します。生理・環境の用語を押さえたあと、数値を問う過去問で計算・判断の練習を重ねてください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。