実践演習・労働生理 第54問
甲状腺ホルモンに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
甲状腺ホルモンに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 甲状腺ホルモンは、基礎代謝の促進・体温維持・成長・発育等に関与する。
- (2) 甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症では、基礎代謝が低下して体重が増加する。
- (3) 甲状腺ホルモンは、副腎から分泌されるホルモンである。
- (4) 甲状腺ホルモンは、血糖値の調節に特化したホルモンである。
- (5) 甲状腺ホルモンの分泌低下は、体温の上昇をもたらす。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。甲状腺ホルモン(T3・T4)は甲状腺から分泌され、全身の細胞の代謝促進・体温維持・心拍数調節・成長・発育・神経系の成熟等に関与する。(1)の記述は正しい。(2)甲状腺機能亢進症(バセドウ病等)では代謝が亢進し体重減少・発汗・動悸等が生じる、(3)甲状腺ホルモンは甲状腺から分泌される。
正解の理由
(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) (1)の記述は正しい。
(1) 甲状腺ホルモンは、基礎代謝の促進・体温維持・成長・発育等に関与する。
他の選択肢
(2) 甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症では、基礎代謝が低下して体重が増加する。
この肢は「甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症では、基礎代謝が低下して体重が増加する。」と述べていますが、労働生理の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「甲状腺ホルモンは、基礎代謝の促進・体温維持・成長・発育等に関与する。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症では、基礎代謝が低下して体重が…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 甲状腺ホルモンは、副腎から分泌されるホルモンである。
(3)「甲状腺ホルモンは、副腎から分泌されるホルモンである。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「甲状腺ホルモンは、基礎代謝の促進・体温維持・成長・発育等に関与する。」です。問題文の条件(甲状腺ホルモンに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) 甲状腺ホルモンは、血糖値の調節に特化したホルモンである。
(4)の内容は、正答(1)「甲状腺ホルモンは、基礎代謝の促進・体温維持・成長・発育等に関与する。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。甲状腺ホルモン(T3・T4)は甲状腺から分泌され、全身の細胞の代謝促進・体温維持・心拍数調節・成長・発育・神経系の成熟等に関与する。(1)の記述は正しい。(2)甲状腺機能亢進症(バセドウ病等)では代謝が亢進し体重減少・発汗・動悸等が生じる、(3)甲状腺ホルモンは甲状腺か… 正答(1)との違いを確認し直してください。
(5) 甲状腺ホルモンの分泌低下は、体温の上昇をもたらす。
(5)の内容は、正答(1)「甲状腺ホルモンは、基礎代謝の促進・体温維持・成長・発育等に関与する。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。甲状腺ホルモン(T3・T4)は甲状腺から分泌され、全身の細胞の代謝促進・体温維持・心拍数調節・成長・発育・神経系の成熟等に関与する。(1)の記述は正しい。(2)甲状腺機能亢進症(バセドウ病等)では代謝が亢進し体重減少・発汗・動悸等が生じる、(3)甲状腺ホルモンは甲状腺か… 正答(1)との違いを確認し直してください。
学習のヒント
温度・湿度・作業強度・WBGT などは、基準値と測定・対策の手順を一連の流れで覚えると理解が定着します。生理・環境の用語を押さえたあと、数値を問う過去問で計算・判断の練習を重ねてください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。