実践演習・労働生理 第60問
老化と生体機能変化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
老化と生体機能変化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 加齢に伴い、一般に最大換気量・肺活量等の呼吸機能は低下する傾向がある。
- (2) 加齢によって神経伝導速度は加速し、反応速度が向上する。
- (3) 加齢に伴い、骨密度は増加するため骨折リスクは低下する。
- (4) 加齢による視力・聴力の変化は、個人差がなく全員同じ時期に同じ程度低下する。
- (5) 加齢により基礎代謝量は増加するため、高齢者は若年者より多くのカロリーを必要とする。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。加齢に伴い肺の弾性低下・呼吸筋の筋力低下等により最大換気量・肺活量・1秒量等の呼吸機能は低下する傾向があり、(1)の記述は正しい。(2)神経伝導速度は加齢とともに低下し反応時間が延長する、(3)加齢に伴い骨密度は低下し骨折リスクが高まる傾向がある、(5)加齢により基礎代謝量は低下する。
正解の理由
(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 加齢に伴い肺の弾性低下・呼吸筋の筋力低下等により最大換気量・肺活量・1秒量等の呼吸機能は低下する傾向があり、(1)の記述は正しい。
(1) 加齢に伴い、一般に最大換気量・肺活量等の呼吸機能は低下する傾向がある。
他の選択肢
(2) 加齢によって神経伝導速度は加速し、反応速度が向上する。
(2)「加齢によって神経伝導速度は加速し、反応速度が向上する。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「加齢に伴い、一般に最大換気量・肺活量等の呼吸機能は低下する傾向がある。」です。問題文の条件(老化と生体機能変化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(3) 加齢に伴い、骨密度は増加するため骨折リスクは低下する。
(3)「加齢に伴い、骨密度は増加するため骨折リスクは低下する。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「加齢に伴い、一般に最大換気量・肺活量等の呼吸機能は低下する傾向がある。」です。問題文の条件(老化と生体機能変化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) 加齢による視力・聴力の変化は、個人差がなく全員同じ時期に同じ程度低下する。
(4)の内容は、正答(1)「加齢に伴い、一般に最大換気量・肺活量等の呼吸機能は低下する傾向がある。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。加齢に伴い肺の弾性低下・呼吸筋の筋力低下等により最大換気量・肺活量・1秒量等の呼吸機能は低下する傾向があり、(1)の記述は正しい。(2)神経伝導速度は加齢とともに低下し反応時間が延長する、(3)加齢に伴い骨密度は低下し骨折リスクが高まる傾向がある、(5)加齢により基礎代… 正答(1)との違いを確認し直してください。
(5) 加齢により基礎代謝量は増加するため、高齢者は若年者より多くのカロリーを必要とする。
(5)「加齢により基礎代謝量は増加するため、高齢者は若年者より多くのカロリーを必要とする。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「加齢に伴い、一般に最大換気量・肺活量等の呼吸機能は低下する傾向がある。」です。問題文の条件(老化と生体機能変化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
学習のヒント
温度・湿度・作業強度・WBGT などは、基準値と測定・対策の手順を一連の流れで覚えると理解が定着します。生理・環境の用語を押さえたあと、数値を問う過去問で計算・判断の練習を重ねてください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。