実践演習 · 労働生理

実践演習・労働生理 第63問

水分・電解質バランスに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

水分・電解質バランスに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 発汗による大量の水分・電解質(Na等)の喪失は、脱水・低ナトリウム血症等を引き起こすことがあり、適切な水分・塩分の補給が重要である。
  2. (2) 発汗後は、水分のみを補給すれば電解質バランスは自然に回復する。
  3. (3) 体内の水分量は、腎臓の機能とは無関係に一定に保たれる。
  4. (4) 低ナトリウム血症は、過剰な塩分摂取によって引き起こされる。
  5. (5) 脱水状態では、血液の粘稠度が低下して血流が促進される。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。大量の発汗により水分と電解質(特にNa・Cl等)が失われるため、水分だけでなく適切な塩分の補給が重要である。水分のみの大量補給は低ナトリウム血症(熱けいれんの原因)を引き起こすことがある。(1)の記述は正しい。(5)脱水状態では血液の粘稠度が増加して血栓リスクが高まる。

正解の理由

(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) (1)の記述は正しい。

(1) 発汗による大量の水分・電解質(Na等)の喪失は、脱水・低ナトリウム血症等を引き起こすことがあり、適切な水分・塩分の補給が重要である。

他の選択肢

  • (2) 発汗後は、水分のみを補給すれば電解質バランスは自然に回復する。

    解説では「大量の発汗により水分と電解質(特にNa・Cl等)が失われるため、水分だけでなく適切な塩分の補給が重要である。」とある一方、(2)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。大量の発汗により水分と電解質(特にNa・Cl等)が失われるため、水分だけでなく適切な塩分の補給が重要である。水分のみの大量補給は低ナトリウム血症(熱けいれんの原因)を引き起こすことがある。(1)の記述は正しい。(5)脱水状態では血液の粘稠度が増加して血栓リスクが高まる。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (3) 体内の水分量は、腎臓の機能とは無関係に一定に保たれる。

    (3)の内容は、正答(1)「発汗による大量の水分・電解質(Na等)の喪失は、脱水・低ナトリウム血症等を引き起こすことがあり、適切な水分・塩分…」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。大量の発汗により水分と電解質(特にNa・Cl等)が失われるため、水分だけでなく適切な塩分の補給が重要である。水分のみの大量補給は低ナトリウム血症(熱けいれんの原因)を引き起こすことがある。(1)の記述は正しい。(5)脱水状態では血液の粘稠度が増加して血栓リスクが高まる。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (4) 低ナトリウム血症は、過剰な塩分摂取によって引き起こされる。

    (4)の内容は、正答(1)「発汗による大量の水分・電解質(Na等)の喪失は、脱水・低ナトリウム血症等を引き起こすことがあり、適切な水分・塩分…」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。大量の発汗により水分と電解質(特にNa・Cl等)が失われるため、水分だけでなく適切な塩分の補給が重要である。水分のみの大量補給は低ナトリウム血症(熱けいれんの原因)を引き起こすことがある。(1)の記述は正しい。(5)脱水状態では血液の粘稠度が増加して血栓リスクが高まる。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (5) 脱水状態では、血液の粘稠度が低下して血流が促進される。

    (5)「脱水状態では、血液の粘稠度が低下して血流が促進される。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「発汗による大量の水分・電解質(Na等)の喪失は、脱水・低ナトリウム血症等を引き起こすことがあり、適切な水分・塩分の補給が重要である。」です。問題文の条件(水分・電解質バランスに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

学習のヒント

温度・湿度・作業強度・WBGT などは、基準値と測定・対策の手順を一連の流れで覚えると理解が定着します。生理・環境の用語を押さえたあと、数値を問う過去問で計算・判断の練習を重ねてください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。