実践演習・労働衛生 第34問
化学物質リスクアセスメントに関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
問題
化学物質リスクアセスメントに関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- (1) リスクアセスメントとは、危険性や有害性を特定し、リスクを見積もり、対策の優先度を決める一連のプロセスである。
- (2) リスクアセスメントは、化学物質の製造・取扱いの有無にかかわらず、すべての作業で同一手順で必ず実施しなければならない。
- (3) リスクアセスメントを実施すれば、その後の対策は一切不要となる。
- (4) リスクアセスメントは、産業医だけが実施できる。
- (5) リスクアセスメントでリスクが低いと判断された場合は、以後永久に見直しをしなくてよい。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。リスクアセスメントとは危険性・有害性の特定、リスクの見積もり、リスク低減措置の検討・実施という一連のプロセスであり、(1)の記述は適切。(3)リスクアセスメント後も対策の実施・評価・見直しが必要、(4)労働者・管理者等が参加して実施するもの、(5)状況変化に応じた定期的な見直しが重要。
正解の理由
(1)の記述は適切 リスクアセスメントとは危険性・有害性の特定、リスクの見積もり、リスク低減措置の検討・実施という一連のプロセスであり、(1)の記述は適切。
(1) リスクアセスメントとは、危険性や有害性を特定し、リスクを見積もり、対策の優先度を決める一連のプロセスである。
他の選択肢
(2) リスクアセスメントは、化学物質の製造・取扱いの有無にかかわらず、すべての作業で同一手順で必ず実施しなければならない。
解説では「リスクアセスメントとは危険性・有害性の特定、リスクの見積もり、リスク低減措置の検討・実施という一連のプロセスであり、(1)の記述は適切。」とある一方、(2)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。リスクアセスメントとは危険性・有害性の特定、リスクの見積もり、リスク低減措置の検討・実施という一連のプロセスであり、(1)の記述は適切。(3)リスクアセスメント後も対策の実施・評価・見直しが必要、(4)労働者・管理者等が参加して実施するもの、(5)状況変化に応じた定期的… 正答(1)との違いを確認し直してください。
(3) リスクアセスメントを実施すれば、その後の対策は一切不要となる。
(3)「リスクアセスメントを実施すれば、その後の対策は一切不要となる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「リスクアセスメントとは、危険性や有害性を特定し、リスクを見積もり、対策の優先度を決める一連のプロセスである。」です。問題文の条件(化学物質リスクアセスメントに関する次の記述のうち、適切なものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) リスクアセスメントは、産業医だけが実施できる。
(4)「リスクアセスメントは、産業医だけが実施できる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「リスクアセスメントとは、危険性や有害性を特定し、リスクを見積もり、対策の優先度を決める一連のプロセスである。」です。問題文の条件(化学物質リスクアセスメントに関する次の記述のうち、適切なものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(5) リスクアセスメントでリスクが低いと判断された場合は、以後永久に見直しをしなくてよい。
(5)状況変化に応じた定期的な見直しが重要 選択肢(5)「リスクアセスメントでリスクが低いと判断された場合は、以後永久に見直しをしなくてよい。」は本問の正答(1)とは異なるため不適です。
学習のヒント
化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 管理区分・記録・測定・保護具の要件は物質ごとに比較表にまとめ、誤りを問う設問では各肢を単独で検証してください。