実践演習・労働衛生 第36問
職業性疾病に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
職業性疾病に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 職業性疾病とは、業務との関連が認められる疾病のことであり、じん肺・職業性難聴・振動障害などが含まれる。
- (2) 職業性疾病は、現代では完全に撲滅されており、新たな症例は発生していない。
- (3) 職業性疾病の予防には、作業環境測定や特殊健康診断は役立たない。
- (4) 職業性疾病は、化学物質のみによって引き起こされる。
- (5) 職業性疾病に罹患した労働者は、労災保険の補償対象外となる。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。職業性疾病とは業務との因果関係が認められる疾病であり、じん肺・騒音性難聴・振動障害・熱中症・腰痛・化学物質による中毒等が含まれる。(1)の記述は正しい。(2)現在も新たな症例が発生している、(3)作業環境測定・特殊健康診断は職業性疾病の早期発見・予防に重要、(5)業務上疾病は労災保険の補償対象となる。
正解の理由
(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) (1)の記述は正しい。
(1) 職業性疾病とは、業務との関連が認められる疾病のことであり、じん肺・職業性難聴・振動障害などが含まれる。
他の選択肢
(2) 職業性疾病は、現代では完全に撲滅されており、新たな症例は発生していない。
(2)「職業性疾病は、現代では完全に撲滅されており、新たな症例は発生していない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「職業性疾病とは、業務との関連が認められる疾病のことであり、じん肺・職業性難聴・振動障害などが含まれる。」です。問題文の条件(職業性疾病に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(3) 職業性疾病の予防には、作業環境測定や特殊健康診断は役立たない。
(3)作業環境測定・特殊健康診断は職業性疾病の早期発見・予防に重要 選択肢(3)「職業性疾病の予防には、作業環境測定や特殊健康診断は役立たない。」は本問の正答(1)とは異なるため不適です。
(4) 職業性疾病は、化学物質のみによって引き起こされる。
(4)の内容は、正答(1)「職業性疾病とは、業務との関連が認められる疾病のことであり、じん肺・職業性難聴・振動障害などが含まれる。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。職業性疾病とは業務との因果関係が認められる疾病であり、じん肺・騒音性難聴・振動障害・熱中症・腰痛・化学物質による中毒等が含まれる。(1)の記述は正しい。(2)現在も新たな症例が発生している、(3)作業環境測定・特殊健康診断は職業性疾病の早期発見・予防に重要、(5)業務上… 正答(1)との違いを確認し直してください。
(5) 職業性疾病に罹患した労働者は、労災保険の補償対象外となる。
(5)「職業性疾病に罹患した労働者は、労災保険の補償対象外となる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「職業性疾病とは、業務との関連が認められる疾病のことであり、じん肺・職業性難聴・振動障害などが含まれる。」です。問題文の条件(職業性疾病に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
学習のヒント
化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 管理区分・記録・測定・保護具の要件は物質ごとに比較表にまとめ、誤りを問う設問では各肢を単独で検証してください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。