実践演習・労働衛生 第39問
低温環境・寒冷障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
低温環境・寒冷障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 低温環境への長時間ばく露は、凍傷や低体温症の原因となることがある。
- (2) 寒冷環境では、血液の粘稠度が低下し、血栓が形成されにくくなる。
- (3) 低温環境では、発汗量が常に増大して体液が失われる。
- (4) 低温作業では、保温や休憩のための暖房設備は不要である。
- (5) 低体温症では、体温が上昇し高熱を発する。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。低温環境への長時間ばく露は、末梢の凍傷(組織の凍結)や全身の低体温症の原因となることがあり、(1)の記述は正しい。(2)寒冷環境では血液の粘稠度が増加し血栓リスクが高まる場合がある、(3)寒冷時は発汗は抑制され、ふるえ等による産熱が促進される、(5)低体温症は体温が低下する病態。
正解の理由
(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 低温環境への長時間ばく露は、末梢の凍傷(組織の凍結)や全身の低体温症の原因となることがあり、(1)の記述は正しい。
(1) 低温環境への長時間ばく露は、凍傷や低体温症の原因となることがある。
他の選択肢
(2) 寒冷環境では、血液の粘稠度が低下し、血栓が形成されにくくなる。
(2)寒冷環境では血液の粘稠度が増加し血栓リスクが高まる場合がある 選択肢(2)「寒冷環境では、血液の粘稠度が低下し、血栓が形成されにくくなる。」は本問の正答(1)とは異なるため不適です。
(3) 低温環境では、発汗量が常に増大して体液が失われる。
(3)「低温環境では、発汗量が常に増大して体液が失われる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「低温環境への長時間ばく露は、凍傷や低体温症の原因となることがある。」です。問題文の条件(低温環境・寒冷障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) 低温作業では、保温や休憩のための暖房設備は不要である。
解説では「(2)寒冷環境では血液の粘稠度が増加し血栓リスクが高まる場合がある、(3)寒冷時は発汗は抑制され、ふるえ等による産熱が促進される、(5)低体温症は体温が低下する病態。」とある一方、(4)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。低温環境への長時間ばく露は、末梢の凍傷(組織の凍結)や全身の低体温症の原因となることがあり、(1)の記述は正しい。(2)寒冷環境では血液の粘稠度が増加し血栓リスクが高まる場合がある、(3)寒冷時は発汗は抑制され、ふるえ等による産熱が促進される、(5)低体温症は体温が低下… 正答(1)との違いを確認し直してください。
(5) 低体温症では、体温が上昇し高熱を発する。
(5)「低体温症では、体温が上昇し高熱を発する。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「低温環境への長時間ばく露は、凍傷や低体温症の原因となることがある。」です。問題文の条件(低温環境・寒冷障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
学習のヒント
化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。