実践演習 · 労働衛生

実践演習・労働衛生 第43問

放射線による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

放射線による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 電離放射線の過剰な被ばくは、白血病・がん・白内障等の健康障害を引き起こすことがある。
  2. (2) 電離放射線は、目に見えるため簡単に存在を確認できる。
  3. (3) 放射線業務では、線量計(個人被ばく線量計)の着用は不要である。
  4. (4) 確定的影響は、しきい線量が存在せずどんなに低い線量でも健康影響が生じる。
  5. (5) 放射線に被ばくしても、その影響は翌日には完全に解消される。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。電離放射線の過剰な被ばくによる健康障害には白血病・がん等の確率的影響と、白内障・不妊等のしきい線量を持つ確定的影響がある。(1)の記述は正しい。(2)電離放射線は不可視であり特殊な検出器が必要、(4)しきい線量がないのは確率的影響であり確定的影響にはしきい線量がある。

正解の理由

(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) (1)の記述は正しい。

(1) 電離放射線の過剰な被ばくは、白血病・がん・白内障等の健康障害を引き起こすことがある。

他の選択肢

  • (2) 電離放射線は、目に見えるため簡単に存在を確認できる。

    (2)「電離放射線は、目に見えるため簡単に存在を確認できる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「電離放射線の過剰な被ばくは、白血病・がん・白内障等の健康障害を引き起こすことがある。」です。問題文の条件(放射線による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (3) 放射線業務では、線量計(個人被ばく線量計)の着用は不要である。

    解説では「電離放射線の過剰な被ばくによる健康障害には白血病・がん等の確率的影響と、白内障・不妊等のしきい線量を持つ確定的影響がある。」とある一方、(3)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。電離放射線の過剰な被ばくによる健康障害には白血病・がん等の確率的影響と、白内障・不妊等のしきい線量を持つ確定的影響がある。(1)の記述は正しい。(2)電離放射線は不可視であり特殊な検出器が必要、(4)しきい線量がないのは確率的影響であり確定的影響にはしきい線量がある。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (4) 確定的影響は、しきい線量が存在せずどんなに低い線量でも健康影響が生じる。

    (4)「確定的影響は、しきい線量が存在せずどんなに低い線量でも健康影響が生じる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「電離放射線の過剰な被ばくは、白血病・がん・白内障等の健康障害を引き起こすことがある。」です。問題文の条件(放射線による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (5) 放射線に被ばくしても、その影響は翌日には完全に解消される。

    (5)の内容は、正答(1)「電離放射線の過剰な被ばくは、白血病・がん・白内障等の健康障害を引き起こすことがある。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。電離放射線の過剰な被ばくによる健康障害には白血病・がん等の確率的影響と、白内障・不妊等のしきい線量を持つ確定的影響がある。(1)の記述は正しい。(2)電離放射線は不可視であり特殊な検出器が必要、(4)しきい線量がないのは確率的影響であり確定的影響にはしきい線量がある。 正答(1)との違いを確認し直してください。

学習のヒント

化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 測定・管理区分・保護具・記録の義務は分野ごとに共通点と相違点を表にすると定着しやすくなります。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。