実践演習・労働衛生 第44問
振動障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
振動障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) チェーンソー・削岩機等の振動工具による局所振動ばく露は、手指の血行障害(レイノー現象)等を引き起こすことがある。
- (2) 振動障害は完全に治癒するため就業制限の必要はない。
- (3) 振動工具の使用時間を短縮しても振動障害の予防効果はない。
- (4) 振動障害では聴力だけが低下し、手指への影響はない。
- (5) 全身振動ばく露は腰痛と無関係である。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。振動工具使用による局所振動への長期的なばく露は、レイノー現象(白蝋病)・末梢神経障害・関節障害等の振動障害を引き起こすことがあり、(1)の記述は正しい。(3)使用時間の短縮・防振手袋の使用等が有効な予防対策、(5)全身振動(大型車両の運転等)は腰痛の危険因子の一つ。
正解の理由
(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 振動工具使用による局所振動への長期的なばく露は、レイノー現象(白蝋病)・末梢神経障害・関節障害等の振動障害を引き起こすことがあり、(1)の記述は正しい。
(1) チェーンソー・削岩機等の振動工具による局所振動ばく露は、手指の血行障害(レイノー現象)等を引き起こすことがある。
他の選択肢
(2) 振動障害は完全に治癒するため就業制限の必要はない。
解説では「(3)使用時間の短縮・防振手袋の使用等が有効な予防対策、(5)全身振動(大型車両の運転等)は腰痛の危険因子の一つ。」とある一方、(2)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。振動工具使用による局所振動への長期的なばく露は、レイノー現象(白蝋病)・末梢神経障害・関節障害等の振動障害を引き起こすことがあり、(1)の記述は正しい。(3)使用時間の短縮・防振手袋の使用等が有効な予防対策、(5)全身振動(大型車両の運転等)は腰痛の危険因子の一つ。 正答(1)との違いを確認し直してください。
(3) 振動工具の使用時間を短縮しても振動障害の予防効果はない。
(3)「振動工具の使用時間を短縮しても振動障害の予防効果はない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「チェーンソー・削岩機等の振動工具による局所振動ばく露は、手指の血行障害(レイノー現象)等を引き起こすことがある。」です。問題文の条件(振動障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) 振動障害では聴力だけが低下し、手指への影響はない。
解説では「(3)使用時間の短縮・防振手袋の使用等が有効な予防対策、(5)全身振動(大型車両の運転等)は腰痛の危険因子の一つ。」とある一方、(4)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。振動工具使用による局所振動への長期的なばく露は、レイノー現象(白蝋病)・末梢神経障害・関節障害等の振動障害を引き起こすことがあり、(1)の記述は正しい。(3)使用時間の短縮・防振手袋の使用等が有効な予防対策、(5)全身振動(大型車両の運転等)は腰痛の危険因子の一つ。 正答(1)との違いを確認し直してください。
(5) 全身振動ばく露は腰痛と無関係である。
この肢は「全身振動ばく露は腰痛と無関係である。」と述べていますが、労働衛生の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「チェーンソー・削岩機等の振動工具による局所振動ばく露は、手指の血行障害(レイノー現象)等を引き起こすことがある。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「全身振動ばく露は腰痛と無関係である。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 測定・管理区分・保護具・記録の義務は分野ごとに共通点と相違点を表にすると定着しやすくなります。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。