実践演習 · 労働衛生

実践演習・労働衛生 第46問

高血圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

高血圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 高血圧は、脳血管疾患・心疾患・腎臓病等の重篤な疾患のリスク因子となる。
  2. (2) 高血圧は、自覚症状が常に明確にあるため見逃されることはない。
  3. (3) 血圧は、運動・精神的緊張・塩分摂取等と無関係に一定である。
  4. (4) 高血圧の治療には薬物療法のみが有効で、生活習慣の改善は不要である。
  5. (5) 血圧は、若年者ほど高く高齢者ほど低くなる傾向がある。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。高血圧は脳出血・脳梗塞・心筋梗塞・慢性腎臓病等の主要な危険因子であり、(1)の記述は正しい。(2)高血圧は「沈黙の病」とも呼ばれ自覚症状が乏しく健康診断での発見が重要、(3)血圧は運動・精神的緊張・塩分摂取・体重等により変動する、(5)一般的に加齢に伴い血圧は上昇しやすい。

正解の理由

(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 高血圧は脳出血・脳梗塞・心筋梗塞・慢性腎臓病等の主要な危険因子であり、(1)の記述は正しい。

(1) 高血圧は、脳血管疾患・心疾患・腎臓病等の重篤な疾患のリスク因子となる。

他の選択肢

  • (2) 高血圧は、自覚症状が常に明確にあるため見逃されることはない。

    この肢は「高血圧は、自覚症状が常に明確にあるため見逃されることはない。」と述べていますが、労働衛生の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「高血圧は、脳血管疾患・心疾患・腎臓病等の重篤な疾患のリスク因子となる。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「高血圧は、自覚症状が常に明確にあるため見逃されることはない。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) 血圧は、運動・精神的緊張・塩分摂取等と無関係に一定である。

    (3)「血圧は、運動・精神的緊張・塩分摂取等と無関係に一定である。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「高血圧は、脳血管疾患・心疾患・腎臓病等の重篤な疾患のリスク因子となる。」です。問題文の条件(高血圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (4) 高血圧の治療には薬物療法のみが有効で、生活習慣の改善は不要である。

    (4)の内容は、正答(1)「高血圧は、脳血管疾患・心疾患・腎臓病等の重篤な疾患のリスク因子となる。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。高血圧は脳出血・脳梗塞・心筋梗塞・慢性腎臓病等の主要な危険因子であり、(1)の記述は正しい。(2)高血圧は「沈黙の病」とも呼ばれ自覚症状が乏しく健康診断での発見が重要、(3)血圧は運動・精神的緊張・塩分摂取・体重等により変動する、(5)一般的に加齢に伴い血圧は上昇しやす… 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (5) 血圧は、若年者ほど高く高齢者ほど低くなる傾向がある。

    (5)「血圧は、若年者ほど高く高齢者ほど低くなる傾向がある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「高血圧は、脳血管疾患・心疾患・腎臓病等の重篤な疾患のリスク因子となる。」です。問題文の条件(高血圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

学習のヒント

化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 実施時期・対象者・項目・事後措置は頻出なので、時系列のチェックリストで復習してください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。