実践演習 · 労働衛生

実践演習・労働衛生 第62問

有害光線(紫外線・赤外線・レーザー光等)による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

有害光線(紫外線・赤外線・レーザー光等)による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 紫外線の過度のばく露は、皮膚がん・白内障・電気性眼炎(紫外線眼炎)等の健康障害を引き起こすことがある。
  2. (2) 紫外線は、皮膚への影響はあるが、眼への影響は全くない。
  3. (3) 赤外線は、眼への影響はなく、白内障の原因とはならない。
  4. (4) レーザー光は、目に見えるため危険を容易に察知できるため保護具は不要である。
  5. (5) 電気溶接作業では、紫外線・赤外線・可視光線のいずれも発生しない。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。紫外線の過剰ばく露は皮膚がん・日焼け・電気性眼炎(雪目等)・白内障のリスクを高めることが知られており、(1)の記述は正しい。(3)赤外線(特に近赤外線)は水晶体に吸収されて白内障(熱性白内障)の原因となる、(4)レーザー光は不可視のものもあり保護具着用が重要。

正解の理由

(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) 紫外線の過剰ばく露は皮膚がん・日焼け・電気性眼炎(雪目等)・白内障のリスクを高めることが知られており、(1)の記述は正しい。

(1) 紫外線の過度のばく露は、皮膚がん・白内障・電気性眼炎(紫外線眼炎)等の健康障害を引き起こすことがある。

他の選択肢

  • (2) 紫外線は、皮膚への影響はあるが、眼への影響は全くない。

    (2)の内容は、正答(1)「紫外線の過度のばく露は、皮膚がん・白内障・電気性眼炎(紫外線眼炎)等の健康障害を引き起こすことがある。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。紫外線の過剰ばく露は皮膚がん・日焼け・電気性眼炎(雪目等)・白内障のリスクを高めることが知られており、(1)の記述は正しい。(3)赤外線(特に近赤外線)は水晶体に吸収されて白内障(熱性白内障)の原因となる、(4)レーザー光は不可視のものもあり保護具着用が重要。 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (3) 赤外線は、眼への影響はなく、白内障の原因とはならない。

    この肢は「赤外線は、眼への影響はなく、白内障の原因とはならない。」と述べていますが、労働衛生の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「紫外線の過度のばく露は、皮膚がん・白内障・電気性眼炎(紫外線眼炎)等の健康障害を引き起こすことがある。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「赤外線は、眼への影響はなく、白内障の原因とはならない。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (4) レーザー光は、目に見えるため危険を容易に察知できるため保護具は不要である。

    (4)レーザー光は不可視のものもあり保護具着用が重要 選択肢(4)「レーザー光は、目に見えるため危険を容易に察知できるため保護具は不要である。」は本問の正答(1)とは異なるため不適です。

  • (5) 電気溶接作業では、紫外線・赤外線・可視光線のいずれも発生しない。

    (5)の内容は、正答(1)「紫外線の過度のばく露は、皮膚がん・白内障・電気性眼炎(紫外線眼炎)等の健康障害を引き起こすことがある。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。紫外線の過剰ばく露は皮膚がん・日焼け・電気性眼炎(雪目等)・白内障のリスクを高めることが知られており、(1)の記述は正しい。(3)赤外線(特に近赤外線)は水晶体に吸収されて白内障(熱性白内障)の原因となる、(4)レーザー光は不可視のものもあり保護具着用が重要。 正答(1)との違いを確認し直してください。

学習のヒント

化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 測定・管理区分・保護具・記録の義務は分野ごとに共通点と相違点を表にすると定着しやすくなります。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。