実践演習 · 労働衛生

実践演習・労働衛生 第64問

熱中症の予防措置に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

問題

熱中症の予防措置に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

  1. (1) WBGT値を測定・把握し、WBGT値が基準値を超える場合には作業の中断・冷房の使用・休憩の確保等の措置を講じる。
  2. (2) 暑熱環境での作業を開始する際は、初日から最大強度の作業を行うことで早期に暑熱順化を促進する。
  3. (3) 熱中症予防のための水分補給は、口が渇いてから大量に一度に行うのが最も効果的である。
  4. (4) 暑熱作業では、塩分の補給は不要で水分のみ補給すればよい。
  5. (5) 暑熱順化は、涼しい環境でデスクワークをすることで効率的に達成される。

正答

正答は (1) です。

解説

正答は1。WBGT値を測定して作業ごとのWBGT基準値と比較し、超える場合は作業の中止・休憩の増加・冷房使用・水分・塩分補給等の措置を講じることが重要であり、(1)の記述は適切。(2)暑熱順化は段階的に行う(初日から最大強度は禁忌)、(3)口渇を感じる前に計画的に補給することが推奨される。

正解の理由

(1)の記述は適切 WBGT値を測定して作業ごとのWBGT基準値と比較し、超える場合は作業の中止・休憩の増加・冷房使用・水分・塩分補給等の措置を講じることが重要であり、(1)の記述は適切。

(1) WBGT値を測定・把握し、WBGT値が基準値を超える場合には作業の中断・冷房の使用・休憩の確保等の措置を講じる。

他の選択肢

  • (2) 暑熱環境での作業を開始する際は、初日から最大強度の作業を行うことで早期に暑熱順化を促進する。

    この肢は「暑熱環境での作業を開始する際は、初日から最大強度の作業を行うことで早期に暑熱順化を促進する。」と述べていますが、労働衛生の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「WBGT値を測定・把握し、WBGT値が基準値を超える場合には作業の中断・冷房の使用・休憩の確保等の措置を講じる。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「暑熱環境での作業を開始する際は、初日から最大強度の作業を行うことで早期に暑熱順…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) 熱中症予防のための水分補給は、口が渇いてから大量に一度に行うのが最も効果的である。

    (3)口渇を感じる前に計画的に補給することが推奨される 選択肢(3)「熱中症予防のための水分補給は、口が渇いてから大量に一度に行うのが最も効果的である。」は本問の正答(1)とは異なるため不適です。

  • (4) 暑熱作業では、塩分の補給は不要で水分のみ補給すればよい。

    解説では「WBGT値を測定して作業ごとのWBGT基準値と比較し、超える場合は作業の中止・休憩の増加・冷房使用・水分・塩分補給等の措置を講じることが重要であり、(1)の記述は適切。」とある一方、(4)の記述はそれと矛盾します。 解説の要点:正答は1。WBGT値を測定して作業ごとのWBGT基準値と比較し、超える場合は作業の中止・休憩の増加・冷房使用・水分・塩分補給等の措置を講じることが重要であり、(1)の記述は適切。(2)暑熱順化は段階的に行う(初日から最大強度は禁忌)、(3)口渇を感じる前に計画的に補給することが推… 正答(1)との違いを確認し直してください。

  • (5) 暑熱順化は、涼しい環境でデスクワークをすることで効率的に達成される。

    (5)の内容は、正答(1)「WBGT値を測定・把握し、WBGT値が基準値を超える場合には作業の中断・冷房の使用・休憩の確保等の措置を講じる。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。WBGT値を測定して作業ごとのWBGT基準値と比較し、超える場合は作業の中止・休憩の増加・冷房使用・水分・塩分補給等の措置を講じることが重要であり、(1)の記述は適切。(2)暑熱順化は段階的に行う(初日から最大強度は禁忌)、(3)口渇を感じる前に計画的に補給することが推… 正答(1)との違いを確認し直してください。

学習のヒント

化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 基準値・測定方法・対策の順で整理し、数値問題は単位と条件(屋内・屋外など)をメモしながら解き直してください。