実践演習・労働衛生 第67問
熱中症のWBGT(湿球黒球温度)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
熱中症のWBGT(湿球黒球温度)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) WBGTは、気温・湿度・放射熱の3要素を組み合わせた暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。
- (2) WBGTは、気温のみから算出される単純な指標である。
- (3) WBGTの基準値は、作業強度にかかわらず一律同じ値が適用される。
- (4) WBGTが低い場合でも、熱中症リスクは常に高い状態が続く。
- (5) WBGTは、屋内作業にのみ適用される指標であり、屋外作業には使用できない。
正答
正答は (1) です。
解説
正答は1。WBGTは自然湿球温度(湿度を反映)・黒球温度(放射熱を反映)・乾球温度(気温)を組み合わせて算出する暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。(1)の記述は正しい。(3)WBGT基準値は作業強度(代謝率)や暑熱順化の有無によって異なる、(5)屋内・屋外を問わず活用できる。
正解の理由
(1)の記述は正しい(単独の記述としては妥当な場合がありますが、設問全体の正答かどうかは他肢と比較して判断してください。) (1)の記述は正しい。
(1) WBGTは、気温・湿度・放射熱の3要素を組み合わせた暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。
他の選択肢
(2) WBGTは、気温のみから算出される単純な指標である。
(2)の内容は、正答(1)「WBGTは、気温・湿度・放射熱の3要素を組み合わせた暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。WBGTは自然湿球温度(湿度を反映)・黒球温度(放射熱を反映)・乾球温度(気温)を組み合わせて算出する暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。(1)の記述は正しい。(3)WBGT基準値は作業強度(代謝率)や暑熱順化の有無によって異なる、(5)屋内・屋外… 正答(1)との違いを確認し直してください。
(3) WBGTの基準値は、作業強度にかかわらず一律同じ値が適用される。
この肢は「WBGTの基準値は、作業強度にかかわらず一律同じ値が適用される。」と述べていますが、労働衛生の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「WBGTは、気温・湿度・放射熱の3要素を組み合わせた暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「WBGTの基準値は、作業強度にかかわらず一律同じ値が適用される。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) WBGTが低い場合でも、熱中症リスクは常に高い状態が続く。
(4)の内容は、正答(1)「WBGTは、気温・湿度・放射熱の3要素を組み合わせた暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。」が示す論点とずれています。 解説の要点:正答は1。WBGTは自然湿球温度(湿度を反映)・黒球温度(放射熱を反映)・乾球温度(気温)を組み合わせて算出する暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。(1)の記述は正しい。(3)WBGT基準値は作業強度(代謝率)や暑熱順化の有無によって異なる、(5)屋内・屋外… 正答(1)との違いを確認し直してください。
(5) WBGTは、屋内作業にのみ適用される指標であり、屋外作業には使用できない。
(5)「WBGTは、屋内作業にのみ適用される指標であり、屋外作業には使用できない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「WBGTは、気温・湿度・放射熱の3要素を組み合わせた暑熱環境の総合指標であり、値が高いほど熱中症リスクが高い。」です。問題文の条件(熱中症のWBGT(湿球黒球温度)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
学習のヒント
化学物質・粉じん・騒音などは、管理区分・測定・保護具の要件を表にまとめると復習が効率的です。用語解説で物質名と管理濃度を確認したうえで、類似テーマの過去問を連続して解いてください。 基準値・測定方法・対策の順で整理し、数値問題は単位と条件(屋内・屋外など)をメモしながら解き直してください。 「正しいもの」を問う設問では、数字・期限・主体(誰が・何を)のずれがないか、各肢を条文イメージと照合してください。