ダクト内で空気が流れる際に生じる抵抗(圧力損失)が大きいと、必要な風量を確保できなくなります。
圧力損失が増える主な原因
| 原因 | 損失への影響 |
|---|---|
| ダクトの長さが長い | 摩擦損失が増える |
| 曲がり(エルボ)が多い | 曲がりによる損失が増える |
| 断面積が急に変化する(絞り) | 乱流による損失が増える |
| ダクト内壁が粗い | 摩擦損失が増える |
| 流速が高い | 損失が大きくなる(速度の2乗に比例) |
圧力損失と排風機の関係
| 状況 | 影響 |
|---|---|
| 圧力損失が大きい | 排風機が必要な静圧を確保できず風量が不足する |
| 圧力損失が小さい | 排風機の性能を活かして必要な風量を確保できる |
設計上のポイント
- ダクトはできるだけ短く・直線的に設計する
- 曲がりは緩やかな曲線を使い急角度の曲がりを避ける
- 分岐は風量のバランスを考慮して設計する
試験で狙われる頻出ポイント
- 「ダクトが長くなるほど圧力損失は小さくなる」→ 誤り(長いほど摩擦損失が増える)
- 「曲がりが多いほど圧力損失は小さくなる」→ 誤り(曲がりが多いほど損失が増える)
- 「圧力損失が大きくなっても排風機の風量は変わらない」→ 誤り(圧力損失が大きいと風量が不足する)
- 「ダクト内壁の粗さは圧力損失に影響しない」→ 誤り(粗いほど摩擦損失が増える)