不感蒸泄と発汗は体温調節の主要な手段です。湿度との関係が熱中症リスクに直結するため試験頻出です。
不感蒸泄と発汗の比較
| 項目 | 不感蒸泄 | 発汗 |
|---|---|---|
| 自覚 | ない(無意識) | ある(自覚できる) |
| 発生場所 | 皮膚・気道の粘膜から | 汗腺から |
| 温度の影響 | 比較的一定 | 体温上昇・高温環境で増加 |
| 1日の量(安静時目安) | 約700〜900mL | 状況により大きく変動 |
湿度と発汗の効率
| 状況 | 発汗の効果 |
|---|---|
| 湿度が低い(乾燥) | 汗が蒸発しやすく放熱効率が高い |
| 湿度が高い | 汗が蒸発しにくく放熱効率が低下 |
高温高湿環境では汗をかいても体温が下がりにくいため、熱中症リスクが急上昇します。これがWBGTで湿球温度の係数が最も大きい理由です。
試験で狙われる頻出ポイント
- 「不感蒸泄は発汗と同じ仕組みである」→ 誤り(不感蒸泄は自覚なく起こる水分蒸発)
- 「湿度が高いほど発汗による放熱効果が高まる」→ 誤り(蒸発しにくくなり放熱効率が低下する)
- 「安静時の放熱は発汗が主要な手段」→ 誤り(安静時は輻射・対流が主で、発汗の割合が増えるのは高温環境や運動時)
- 「不感蒸泄量は1日0に近い」→ 誤り(安静時でも約700〜900mL程度ある)