化学物質の吸入だけに注目して皮膚吸収を見落とすと重大な事故につながります。脂溶性物質の皮膚透過と保護具の選択が頻出です。
皮膚吸収が起こりやすい物質の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 脂溶性が高い物質 | 有機溶剤・農薬・ニトロ化合物等 |
| 皮膚刺激性がない物質 | 痛み・刺激なく吸収が進む |
| 低分子量の物質 | 皮膚のバリアを通過しやすい |
皮膚吸収の特徴
- 呼吸用保護具(マスク)では防げない
- 手・腕など素肌の露出部分から主に吸収される
- 皮膚炎(かぶれ)がなくても吸収が進む
対策
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 保護手袋 | 物質に適した材質の手袋を選ぶ |
| 保護衣 | 皮膚の露出を最小限にする |
| 局所排気 | 吸入と皮膚吸収を同時に低減 |
| 代替物質 | 皮膚吸収性の低い物質に変更 |
試験で狙われる頻出ポイント
- 「防毒マスクを着用すれば皮膚吸収は防げる」→ 誤り(防毒マスクは吸入を防ぐが皮膚吸収には無効)
- 「皮膚に炎症がなければ皮膚吸収は起こらない」→ 誤り(炎症がなくても吸収は起こる)
- 「水溶性の物質は皮膚から吸収されやすい」→ 誤り(脂溶性の高い物質が皮膚から吸収されやすい)
- 「皮膚吸収は全身への影響が少ない」→ 誤り(血液に入り全身に影響が及ぶ)