じん肺は長期間の粉じん吸入により肺が線維化する疾患です。不可逆性(一度なると元に戻らない)が特徴で、予防が唯一の対策です。
じん肺の主な原因と種類
| 種類 | 原因粉じん | 特徴 |
|---|---|---|
| 珪肺(けいはい) | 遊離けい酸を含む粉じん | 最も多いじん肺 |
| 石綿肺 | 石綿(アスベスト)粉じん | 中皮腫を合併しやすい |
| 溶接工肺 | 溶接ヒューム | 溶接作業者に多い |
| アルミニウム肺 | アルミニウム粉じん | まれなじん肺 |
じん肺の特徴
- 不可逆性:肺の線維化は完治しない
- 遅発性:粉じんばく露終了後も進行することがある
- 合併症として結核・肺がん・気管支炎が起きやすい
管理区分と対応
| 管理区分 | 内容 | 対応 |
|---|---|---|
| 管理1 | じん肺所見なし | 粉じん作業継続可 |
| 管理2 | 軽度の所見 | 作業への配慮 |
| 管理3 | 中等度の所見 | 粉じん作業からの転換 |
| 管理4 | 著しい所見 | 療養が必要 |
試験で狙われる頻出ポイント
- 「じん肺は完治する疾患である」→ 誤り(不可逆性で完治しない)
- 「粉じん作業をやめたらじん肺は進行しない」→ 誤り(作業終了後も進行することがある)
- 「石綿肺の合併症として中皮腫がある」→ 正しい
- 「珪肺の原因は遊離けい酸を含まない粉じんである」→ 誤り(遊離けい酸を含む粉じんが原因)