放射線の健康影響は「確定的影響」と「確率的影響」に分けて理解するのが基本です。閾値の有無と具体例が頻出です。
確定的影響と確率的影響の対比
| 項目 | 確定的影響 | 確率的影響 |
|---|---|---|
| 閾値 | ある(閾値以上で発生) | ない(線量ゼロ以外では確率が上昇) |
| 重症度 | 線量が高いほど重症になる | 線量が高いほど発生確率が上がる |
| 発症 | 線量が高ければ必ず起こる | 線量が高くても起こらない場合もある |
| 代表例 | 白内障・皮膚炎・脱毛・不妊 | がん・白血病・遺伝的影響 |
具体例
確定的影響の例
- 全身に4Gy以上:急性放射線症
- 眼の水晶体への高線量:白内障
- 皮膚への高線量:紅斑・脱毛・壊死
確率的影響の例
- 低線量でも長期間にわたるがんリスクの上昇
- 白血病(潜伏期が比較的短い)
- 甲状腺がん(ヨード不足の地域で高リスク)
試験で狙われる頻出ポイント
- 「確定的影響は線量に関わらず一定の確率で起こる」→ 誤り(閾値以上で重症度が線量に依存して上がる)
- 「確率的影響には閾値があり、閾値以下では安全」→ 誤り(閾値がないとされている)
- 「がんは確定的影響の代表例」→ 誤り(がんは確率的影響の代表例)
- 「白内障は確率的影響の例」→ 誤り(白内障は確定的影響の例)