活性炭は多孔質構造によりガス状有害物を吸着して除去します。局所排気の排ガス処理や防毒マスクの吸収缶に使われます。
活性炭の吸着の仕組み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 吸着の原理 | 活性炭の多孔質表面に有害物が物理的に吸着 |
| 主な対象 | 有機溶剤蒸気・悪臭成分等 |
| 限界 | 吸着量が飽和すると有害物が通過する(破過) |
| 再生 | 加熱・真空処理等で再生可能な場合がある |
破過(吸着限界)
活性炭が吸着できる量には限界があり、限界を超えると有害物がそのまま通過します。これを破過といいます。
| 状態 | 説明 |
|---|---|
| 吸着中 | 有害物が活性炭に捕まり除去される |
| 破過 | 吸着が限界に達し有害物が出口から出てくる |
| 破過後 | 保護具として機能しなくなる |
防毒マスクへの適用
有機溶剤用防毒マスクの吸収缶には活性炭が使われます。使用限度時間を超えて使い続けると破過が起こり危険です。
試験で狙われる頻出ポイント
- 「活性炭は粉じんの除去に最適」→ 誤り(ガス状有害物に使う。粉じんはフィルター捕集)
- 「活性炭吸着缶は使い続けても性能が落ちない」→ 誤り(飽和(破過)すると有害物が通過する)
- 「破過した防毒マスクでも呼吸保護には問題ない」→ 誤り(有害物が通過するため危険)
- 「活性炭は一度使用したら必ず廃棄しなければならない」→ 誤り(加熱等で再生できる場合がある)