個人サンプリング法は作業者本人が測定器を携帯して個人のばく露量を評価する方法です。定点測定と目的が異なります。
個人サンプリング法の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 測定方法 | 作業者が小型ポンプと捕集器を携帯して作業中に測定 |
| 評価対象 | 個人が実際に吸入するばく露量 |
| 反映されること | 作業動線・姿勢・行動パターンによるばく露変動 |
| 代表するもの | 特定の個人の吸入ばく露量 |
定点測定との比較
| 項目 | 個人サンプリング法 | 定点測定(作業環境測定) |
|---|---|---|
| 測定位置 | 作業者に携帯 | 作業場内の固定点 |
| 評価対象 | 個人のばく露量 | 作業場全体の濃度分布 |
| 活用目的 | 個人の健康管理・リスク評価 | 作業環境管理区分の判定 |
活用場面
- 特定の作業者の実際のばく露量を知りたい場合
- 定点測定だけでは個人差が評価しにくい場合
- 生物学的モニタリングと組み合わせた評価
試験で狙われる頻出ポイント
- 「個人サンプリング法は作業場全体の環境管理に使う」→ 誤り(個人のばく露評価に使う)
- 「個人サンプリングで得た結果は作業環境管理区分の判定に使える」→ 誤り(管理区分の判定には定点測定を用いる)
- 「個人サンプリング法では作業者の行動による濃度変動が反映される」→ 正しい
- 「定点測定と個人サンプリング法は同じ結果になる」→ 誤り(個人の行動により異なる場合がある)