WBGTの計算に使う3つの温度指標の意味と測定方法を整理します。試験ではそれぞれの役割の違いが問われます。
3つの温度指標の比較
| 温度 | 測定内容 | 主に反映するもの |
|---|---|---|
| 乾球温度 | 通常の温度計で測定した気温 | 気温そのもの |
| 湿球温度 | 濡れたガーゼで包んだ温度計の示す温度 | 湿度(蒸発冷却の効き方) |
| 黒球温度 | 黒く塗った球の内部温度 | 輻射熱(太陽・高温炉等からの熱) |
WBGTとの関係
| WBGT計算式 | 係数 |
|---|---|
| 湿球温度 | 0.7(最大の係数) |
| 黒球温度 | 0.2(屋外)または 0.3(屋内) |
| 乾球温度 | 0.1(屋外のみ) |
湿球温度の係数が最も大きい理由は、湿度が熱中症リスクに最も大きく影響するからです。
湿球温度の読み方
- 湿度が高い → 湿球温度が乾球温度に近づく(蒸発しにくい)
- 湿度が低い → 湿球温度が乾球温度より大きく下がる(蒸発しやすい)
試験で狙われる頻出ポイント
- 「黒球温度は湿度を反映する指標」→ 誤り(輻射熱を反映する)
- 「乾球温度の係数がWBGTで最大」→ 誤り(湿球温度の係数0.7が最大)
- 「屋外でのWBGTに乾球温度は含まれない」→ 誤り(屋外では乾球温度も含む)
- 「湿球温度が乾球温度より高くなることがある」→ 誤り(湿球温度は常に乾球温度以下)