メタボリックレート(代謝量)は作業の強さを体の産熱量で表した指標で、WBGTと組み合わせて熱中症対策に使います。
作業強度の区分
| 区分 | メタボリックレートの目安 | 作業例 |
|---|---|---|
| 安静 | 65W以下 | 座って安静 |
| 低代謝率(軽作業) | 65〜130W | 座って事務作業・軽い歩行 |
| 中程度代謝率 | 130〜200W | 歩行・軽い機械操作 |
| 高代謝率(重作業) | 200〜260W | 重い荷物の運搬・速い歩行 |
| 極高代謝率 | 260W超 | 激しいスコップ作業等 |
メタボリックレートとWBGTの関係
作業強度が高いほど、許容できるWBGT値が低くなります。
| 作業強度 | 許容WBGT(目安) |
|---|---|
| 軽作業 | 高い WBGT まで許容 |
| 重作業 | 低い WBGT でも危険 |
これは、重い作業ほど体が産熱する量が多く、体温調節の余裕が少なくなるためです。
試験で狙われる頻出ポイント
- 「メタボリックレートが高いほど熱中症リスクが下がる」→ 誤り(産熱量が増え体温調節が追いつかなくなるため、リスクは上がる)
- 「重作業でも低代謝率の作業と同じWBGT基準でよい」→ 誤り(重作業の方が低いWBGT値でも危険)
- 「メタボリックレートは体温の指標」→ 誤り(作業の強さを産熱量で示す指標)
- 「安静時のメタボリックレートは重作業と同じ」→ 誤り(安静時は最も低い)