捕集分析法では吸引した空気の体積が濃度計算に直結するため、流量計の校正は測定前に必ず行う必要があります。
流量校正が必要な理由
捕集分析法での濃度計算は以下の式が基本です。
濃度(ppm・mg/m³等)= 捕集した有害物の量 ÷ 吸引した空気の体積
吸引した空気の体積=流量 × 時間です。流量に誤差があると、計算した濃度が実際と異なります。
校正の手順
- 一次標準器(石けん泡流量計等)と流量計を接続
- 実際の測定条件(流量・温度等)で校正値を確認
- 必要に応じてポンプの流量を調整
- 校正値を記録する
- 測定実施
校正のタイミング
| タイミング | 内容 |
|---|---|
| 測定前(最重要) | 必ず実施 |
| 測定後 | 流量変化がないかの確認 |
| 定期的 | ポンプの劣化確認 |
試験で狙われる頻出ポイント
- 「流量計の校正は測定終了後に行えばよい」→ 誤り(測定前に行う必要がある)
- 「流量が多少ずれても濃度の計算結果に影響しない」→ 誤り(流量の誤差は直接濃度計算の誤差になる)
- 「校正なしに捕集分析を行っても結果は正確」→ 誤り(校正なしでは信頼性のある結果は得られない)
- 「流量計の校正は年1回でよい」→ 誤り(測定のたびに実施する)