酸素欠乏症は空気中の酸素濃度が低下して起こる疾患です。症状が急激に進行し、短時間で死に至るため、予防手順の厳守が最重要です。
酸素濃度と症状の関係
| 酸素濃度 | 主な症状 |
|---|---|
| 16〜20% | 頭痛・吐き気・脈拍増加 |
| 12〜16% | 頭痛・めまい・筋力低下 |
| 8〜12% | 失神・意識不明 |
| 6〜8% | 数分で死亡するおそれ |
| 6%未満 | ほぼ即死 |
基準:酸素濃度が18%未満で「酸素欠乏」と定義されます。
酸素欠乏が起こりやすい場所
- タンク・サイロ・ボイラーの内部
- 地下室・マンホール・ピット
- 冷蔵庫・冷凍庫の内部
- 海水・汚泥・腐敗物のたまった場所
- 窒素・炭酸ガス充填設備周辺
酸素欠乏症の特徴(落とし穴)
- 無臭・無味のため感知できない
- 高濃度の二酸化炭素や窒素が酸素を置換することで起こる
- 酸素欠乏の空気を吸い込んだ瞬間に意識を失うことがある
試験で狙われる頻出ポイント
- 「酸素濃度20%でも酸素欠乏症が起こる」→ 誤り(18%未満が酸素欠乏の基準)
- 「酸素欠乏は臭いや見た目で分かる」→ 誤り(感知できないため測定が必要)
- 「一人で入れる場所ならば測定なしに立ち入れる」→ 誤り(必ず作業前測定が必要)
- 「救助者が空気呼吸器なしに助けに入ってよい」→ 誤り(二次災害防止のため保護具着用が必須)