振動の健康影響は「手先振動(手腕振動)」と「全身振動」に分けて評価します。ばく露量は強さ×時間で決まります。
振動の種類と健康影響
| 種類 | 主な経路 | 主な健康影響 |
|---|---|---|
| 手先振動(手腕振動) | 振動工具→手・腕 | 振動白ろう・末梢神経障害 |
| 全身振動 | 車両・機械の振動→体全体 | 腰痛・消化器障害 |
手先振動のばく露評価
手先振動は周波数重み付け加速度(m/s²)とばく露時間(h)を組み合わせて評価します。
| 概念 | 計算方法 |
|---|---|
| 日振動ばく露量 A(8) | 8時間換算したばく露の大きさ |
| 関係 | 強い振動+長時間 = ばく露量大 |
評価の際の注意点
- 1日の作業時間が8時間を超えるとばく露量が増加する
- 複数の振動工具を使う場合は合算して評価する
- 振動加速度が大きい工具ほど短時間で限界に達する
試験で狙われる頻出ポイント
- 「手先振動と全身振動は同じ評価方法を用いる」→ 誤り(評価の考え方は同様だが測定・基準が異なる)
- 「振動の強さが同じなら作業時間が長くても問題ない」→ 誤り(時間が長いほどばく露量が増加する)
- 「全身振動の主な健康影響は振動白ろう」→ 誤り(振動白ろうは手先振動の影響。全身振動は腰痛等)
- 「振動の評価には加速度だけが関係し時間は無関係」→ 誤り(加速度と時間の両方が必要)