ろ過捕集は粒子状物質(粉じん・ヒューム等)をフィルターで捕集する方法です。粒径と捕集効率の関係が頻出です。
ろ過捕集の仕組み
| 捕集メカニズム | 説明 |
|---|---|
| ふるい効果 | 粒子がフィルターの穴より大きい場合に捕集 |
| 慣性衝突 | 大きい粒子が気流を変えられず繊維に衝突 |
| 拡散 | 小さい粒子(0.1μm以下)が拡散してフィルターに接触 |
| 静電気力 | 荷電粒子がフィルターに吸着 |
フィルターの種類と用途
| フィルターの種類 | 主な用途 |
|---|---|
| メンブランフィルター | 粉じん・金属ヒュームの重量測定 |
| PVCフィルター | 鉛・六価クロム等の金属 |
| ガラス繊維フィルター | 一般粉じんの重量測定 |
粒径と健康影響
| 粒径 | 名称 | 体内への沈着部位 |
|---|---|---|
| 10μm以上 | 粗大粒子 | 鼻・上気道で捕集 |
| 2.5〜10μm | 吸入性粉じん | 気管支まで到達 |
| 2.5μm以下 | 微小粒子(PM2.5) | 肺の深部まで到達 |
試験で狙われる頻出ポイント
- 「粒子が小さいほど肺の深部に到達しにくい」→ 誤り(小さいほど深部に到達する)
- 「ろ過捕集はガス状物質の測定に最適」→ 誤り(粒子状物質の捕集に使う)
- 「フィルターの種類はどれでも同じ結果になる」→ 誤り(測定物質によって適切なフィルターを選ぶ必要がある)
- 「粒径2.5μm以下の粒子は健康への影響が少ない」→ 誤り(肺の深部まで到達し健康影響が大きい)