遊離けい酸(SiO₂)を含む粉じんは珪肺(けいはい)の原因となり、他の粉じんより厳しく管理されます。
遊離けい酸と珪肺の関係
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 遊離けい酸 | 二酸化ケイ素(SiO₂)が結晶状で存在する物質 |
| 主な含有物質 | 石英・クリストバライト・トリジマイト |
| 原因疾患 | 珪肺(最も多いじん肺) |
| 特徴 | 線維化を起こしやすく、他の粉じんより少量でもじん肺を引き起こす |
特定粉じん作業との関係
粉じん障害防止規則では、遊離けい酸含有量が一定以上の粉じんを発生させる作業を特定粉じん作業として、より厳しい規制(局所排気・作業主任者等)が課されます。
遊離けい酸を多く含む職場の例
- 岩石の掘削・採石作業
- 砂型鋳物工場
- セラミックス・耐火物の製造
- トンネル工事
試験で狙われる頻出ポイント
- 「遊離けい酸粉じんは一般粉じんと同じリスクしかない」→ 誤り(特に線維化を起こしやすく高リスク)
- 「珪肺の原因は石綿(アスベスト)である」→ 誤り(珪肺の原因は遊離けい酸粉じん。石綿は石綿肺)
- 「遊離けい酸含有の粉じん作業は特定粉じん作業に該当する場合がある」→ 正しい
- 「遊離けい酸粉じんにはろ過捕集ではなく液体捕集を用いる」→ 誤り(粒子状物質なのでろ過捕集が適切)