全面換気(希釈換気)は室内全体の空気を入れ替えて有害物濃度を下げる方法です。局所排気との使い分けが頻出です。
全面換気と局所排気の比較
| 項目 | 全面換気(希釈換気) | 局所排気装置 |
|---|---|---|
| 仕組み | 室内全体の空気を入れ替える | 発散源の近くで直接捕集 |
| 向いている状況 | 発散源が広域・局所排気が困難 | 発散源が特定できる |
| 必要換気量 | 大きい | 小さい |
| 優先順位 | 低い(局所排気が優先) | 高い |
全面換気が採用される場面
- 有機溶剤の使用量が少なく発散源が分散している
- 局所排気装置の設置が構造上困難
- 一時的な作業で局所排気の設置が難しい
必要換気量の考え方
発散強度(有害物の発生速度)が高いほど、許容濃度以下に保つために必要な換気量が増えます。
| 発散強度 | 必要換気量 |
|---|---|
| 低い | 少ない換気量で管理可能 |
| 高い | 大量の換気が必要 |
試験で狙われる頻出ポイント
- 「全面換気は局所排気より効率がよい」→ 誤り(局所排気の方が効率よく有害物を除去できる)
- 「全面換気を行えば保護具は不要」→ 誤り(発散強度が高い場合や局所排気が必要な作業では保護具も必要)
- 「全面換気では発散源の場所は関係ない」→ 誤り(換気口の位置と発散源の位置関係が効果に影響する)
- 「有機溶剤は全面換気が局所排気より適している」→ 誤り(局所排気が優先される)