石綿(アスベスト)の健診記録の保存期間40年は試験の最頻出数値の一つです。他の有害物(30年・7年・5年)と確実に区別します。
石綿の健康影響
| 疾患 | 特徴 |
|---|---|
| 中皮腫 | 胸膜・腹膜に発症するがん。石綿ばく露との因果関係が明確 |
| 肺がん | 石綿ばく露で発症リスクが上昇 |
| 石綿肺 | じん肺の一種。肺の線維化が進行 |
発症まで20〜50年の潜伏期間があることが多く、「過去の職場での石綿ばく露が現在の疾患につながる」ことが多い。これが40年保存の理由です。
主な義務
| 義務 | 内容 |
|---|---|
| 事前調査 | 建築物・工作物の解体・改修前に石綿使用の有無を調査 |
| 作業主任者 | 石綿作業主任者の選任(技能講習修了者) |
| 作業環境測定 | 6ヶ月以内ごとに1回 |
| 特殊健康診断 | 6ヶ月以内ごとに1回 |
| 健診記録の保存 | 40年間(最長) |
| 保護具 | 防じんマスク・保護衣の使用 |
記録保存期間の比較(試験頻出)
| 対象 | 保存期間 |
|---|---|
| 一般健診記録 | 5年 |
| 有機溶剤・鉛等の特殊健診 | 5年 |
| じん肺健診個人票 | 7年 |
| 電離放射線・特定化学物質(特別管理) | 30年 |
| 石綿健診記録 | 40年(最長) |
事前調査の義務(2022年以降強化)
建築物の解体・改修を行う場合、事前に石綿の使用状況を書面・目視で調査し、その結果を記録・保存しなければなりません。一定規模以上の解体工事では都道府県知事への報告も義務です。
試験で狙われる頻出ポイント
- 「石綿健診記録の保存は30年間」→ 誤り(40年間)
- 「石綿の解体作業前の事前調査は任意」→ 誤り(義務)
- 「石綿作業に防じんマスクは不要」→ 誤り(着用が義務)
- 「石綿健診は年1回でよい」→ 誤り(6ヶ月以内ごとに1回)
この記事に関連する過去問を解く
- 令和7年後期 第23問(記録保存)
- 令和6年後期 第24問(事前調査)
- オリジナル問題 第16問(40年保存の理由)