第二種衛生管理者試験の関係法令の基礎の押さえ方
第二種衛生管理者試験の関係法令は10問・100点満点で、40点未満は科目別足切り不合格です。本記事では労安法・労安則・労働基準法・事務所衛生基準規則を4ブロックに分け、令和7年公表問題と当サイト演習から典型論点を引用し、条文・主体・期限・数値を章ごとの表にまとめます。数値は要項・公式テキストで必ず照合してください。
この記事の信頼性について
| 執筆 | 二衛マスター編集部(資格学習サイトの編集チーム) |
|---|---|
| 確認 | 公式情報確認担当(公開前に一次情報との照合を行う担当者) |
| 事実確認日 | 2026-06-18 |
| 主な参照元 |
1関係法令10問の地図(配点・範囲・出題例)
本試験30問のうち関係法令は10問・100点、1問10点換算です。科目別40点(10問中4問正解)が足切りラインで、合計210/300点でも関係法令が30点なら不合格になります。演習目標は第5週以降60点(6問)を安定ライン、申込前は70点(7問)を本番目標に置きます。50点(5問)は初期の到達確認用です。
公式テキスト「関係法令」章と要項の範囲表を突合し、次の4ブロックに論点を分類してノートを作ります。
| 法規ブロック | 公式テキストの主な章 | 令和7年公表10問の例 |
|---|---|---|
| 労安法・労安則 | 衛生管理体制・健康診断・面接指導 | 後期Q1(衛生管理者選任)・Q2(産業医)・Q4(健診項目)・Q5(面接指導)・Q6(衛生委員会) |
| 労働基準法 | 労働時間・年休・妊産婦保護 | 後期Q9(年次有給休暇・比例付与)・4月Q9(妊産婦・軽易業務転換) |
| 事務所衛生基準規則 | 換気・照度・設備点検 | 後期Q8(事務室設備点検周期)・前期Q8(冷却塔点検1か月)・4月Q8(室温測定位置) |
| その他(労安法関連) | 労働衛生コンサルタント等 | 後期Q3(労働衛生コンサルタント・記録保存の有無) |
令和7年(2025年)・後期の関係法令10問は、衛生管理体制2問・健診1問・面接指導1問・衛生委員会1問・労安則衛生基準1問・事務所衛生1問・年休1問・労働衛生コンサルタント1問・(残り1問は労基法関連)と、数値・主体・期限の整理が得点源です。
| 段階 | 得点 | 正解数 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 足切り | 40点 | 4問 | 最低ライン |
| 初期確認 | 50点 | 5問 | 第4週までの到達確認 |
| 安定 | 60点 | 6問 | 第5週以降の演習目標 |
| 本番目標 | 70点 | 7問 | 申込前の2週連続達成 |
2労安法・労安則の数値と出題例
第二種の関係法令は、労安法・労安則の衛生管理体制・健康管理が柱です。常時50人以上の事業場では産業医選任・衛生委員会設置・ストレスチェック実施の要件が横断して問われます。問題文は「誰が」「いつまでに」「何回」をセットで覚えると得点しやすいです。
| 論点 | 数値・期限 | 主体・手続 | 試験でのひっかけ |
|---|---|---|---|
| 衛生管理者選任 | 常時50人以上 | 事業者が選任・所轄労基署へ報告 | 30人では不要・産業医だけでは足りない(演習Q1) |
| 産業医選任 | 常時50人以上・選任すべき事由発生日から14日以内 | 医師から選任・選任後署長へ報告 | 2,000人超で2人必要は誤り・3,000人超が原則(公表・後期Q2・演習Q2) |
| 衛生委員会 | 常時50人以上・毎月1回以上 | 事業者が設置・議事概要を周知 | 付議事項に監督官指導事項が含まれる(公表・後期Q6) |
| 定期健康診断 | 1年以内ごとに1回 | 事業者が実施・結果通知 | 業務歴調査は省略不可(公表・後期Q4)・産業医がいても省略不可(演習Q6) |
| 健康診断個人票 | 5年間保存 | 一般健診・雇入時健診の記録 | 3年は誤り(公表・前期Q6・演習Q158の議事録3年と混同注意) |
| 健診結果報告 | 常時50人以上 | 所轄労基署長へ報告 | 50人未満は報告不要 |
| 面接指導(長時間労働) | 記録5年保存 | 医師が実施(衛生管理者ではない) | 本人申出が前提・申出なしに必ず実施は誤り(公表・後期Q5) |
| ストレスチェック | 常時50人以上・1年以内ごとに1回 | 事業者が実施・結果の人事利用不可 | 全員に面接指導義務はない・高ストレス者の申出時(演習Q7) |
| ストレスチェック報告 | 1年以内ごとに1回 | 常時50人以上の事業者が署長へ報告 | 健診個人票への記載義務はない(公表・前期Q5・4月Q5) |
| 衛生管理者巡視 | 毎週1回以上 | 衛生管理者(専任・兼務問わず) | 産業医だけでは足りない |
| 産業医巡視 | 原則毎月1回以上 | 産業医・条件付きで2か月に1回可 | 情報提供・事業者同意が条件 |
| 専任衛生管理者 | 1,000人超、または500人超かつ法定業務30人超 | 事業者 | 900人・深夜業100人だけでは専任不要(公表・後期Q1) |
| 安全衛生教育 | 雇入れ時 | 事業者・規模問わず | 事務職も対象・希望制ではない(演習Q5) |
- 公表問題の読み方:令和7年・後期Q1は専任衛生管理者の人数要件
- Q2は産業医2人選任の閾値(3,000人超)
- Q5は面接指導の「本人申出」
- Q6は衛生委員会の付議事項が典型
演習ではQ1(50人・衛生管理者)・Q2(14日・医師)・Q3(衛生委員会・毎月1回)・Q7(ストレスチェック・50人)・Q8(面接指導・医師)を法令タグ付きで解き、誤答理由を「主体」「期限」「数値」の3色で記録してください。
3労働基準法の数値と出題例
- 労働時間・休憩・休日
- 年次有給休暇
- 妊産婦・深夜業等の保護が第二種でも出題されます
労安法の健康管理と混同しやすいため、ノート左端に「労基法」と必ず書いてください。
| 論点 | 数値・条件 | 主体・効果 | 公表・演習の例 |
|---|---|---|---|
| 法定労働時間 | 1週40時間・1日8時間 | 原則上限・36協定等で延長 | 口頭合意だけで無制限延長は誤り(演習Q16) |
| 休憩 | 6時間超45分以上・8時間超1時間以上 | 労働時間の途中 | 休憩中も指揮命令下は誤り(演習Q15) |
| 年次有給休暇・付与 | 出勤率8割以上・継続勤務年数で日数決定 | 使用者が付与・有給扱い | 後期Q9:週20時間・週3日・2年6か月→6日 |
| 年休・比例付与 | 週所定20時間未満等は比例付与表 | 継続勤務期間と週日数で計算 | 前期Q10:週24時間・週4日・3年6か月→10日 |
| 年休・取得 | 使用者に時季変更権 | 労働者の請求権 | 常に拒否できるは誤り(演習Q10) |
| 妊産婦の定義 | 妊娠中・産後1年未満 | 労基法上の保護対象 | 4月Q9・管理監督者も軽易業務転換の対象 |
| 妊産婦・時間外 | 請求時は管理監督者等を除き禁止 | 36協定があっても無効 | 協定届出があっても時間外禁止(公表・複数年度) |
| 妊産婦・深夜業 | 午後10時〜午前5時 | 請求時は管理監督者等を除き禁止 | 「常に深夜業可能」は誤り(演習Q11) |
| 妊産婦・変形労働 | 1週40時間・1日8時間超の禁止 | 1か月・1年単位変形でも請求時適用 | フレックスタイム除外請求は規定なし(公表・複数年度) |
| 産後就業制限 | 原則産後8週間就業禁止 | 医師同意があれば例外 | 公表・2023年10月Q9等 |
| 生理日休暇 | 就業困難な女性の請求 | 就業させてはならない | 演習Q11・公表と整合 |
| 育児時間 | 1回30分以上・1日2回 | 休憩時間とは別請求可 | 演習Q12・男性のみは誤り |
年次有給休暇は計算問題が出やすいです。令和7年・後期Q9は「週20時間・週3日・2年6か月継続・出勤8割以上→6日」、前期Q10は「週24時間・週4日・3年6か月→10日」が正答です。条件文をノートに写し、比例付与表と突合して解き直してください。妊産婦は「請求」「管理監督者等を除く」「36協定の有無に関わらず」の3語をセットで暗記すると、公表・演習Q11の誤肢と区別できます。
4事務所衛生基準規則の数値と出題例
事務所衛生基準規則は、事務室の気積・換気・照度・空気調和設備の点検周期が問われます。労働衛生科目のWBGT測定や必要換気量の計算とは別物として、規則名と点検周期をセットで暗記カード化してください。
| 項目 | 数値・周期 | 主体・措置 | 公表・演習の例 |
|---|---|---|---|
| 事務室の基準 | 気積・換気・照度等 | 事業者が基準を満たす | 演習Q9:基準が定められている記述が正 |
| 照明設備点検 | 6か月以内ごとに1回 | 異常の有無を点検 | 後期Q8・「点検不要」は誤り |
| 機械換気設備点検 | 3か月以内ごとに1回 | 異常の有無 | 後期Q8・6か月は誤り・前期Q8の正答 |
| 空調・冷却塔点検 | 1か月以内ごとに1回 | 汚れの状況 | 前期Q8・正答肢 |
| 空調・排水受け点検 | 2か月以内ごとに1回 | 汚れ・閉塞 | 前期Q8・選択肢 |
| 空調・加湿装置点検 | 2か月以内ごとに1回 | 汚れの状況 | 前期Q8・選択肢 |
| 空調設備清掃 | 1年以内ごとに1回 | 冷却塔・冷却水・加湿装置 | 後期Q8・選択肢 |
| 燃焼器具点検 | 毎日(発熱量が著しく少ないもの除く) | 異常の有無 | 後期Q8・演習Q9 |
| 室温等の測定 | 通常使用時間中・呼吸域付近 | CO・CO2・室温・湿度 | 4月Q8・床上150cmは誤り |
| 空気環境測定 | 中央管理方式の空調設備 | 一酸化炭素・二酸化炭素等 | 後期Q8・4月Q8 |
| 休養室 | 男女別に設置 | 一定規模以上 | 労安則衛生基準(後期Q7)と混同注意 |
| 炊事場の清潔 | 土足立入禁止 | 附属炊事場の衛生 | 後期Q7・労安則だが事務所環境と関連 |
点検周期は設備ごとに異なります。令和7年・後期Q8は「機械換気・6か月点検」を誤りとし、前期Q8は「冷却塔・冷却水・1か月点検」が正答です。4月Q8は室温測定位置(呼吸域付近が正・床上150cmは誤り)が論点です。演習Q9とあわせ、照明6か月・燃焼器具毎日の2行を暗記カードの表に必ず入れてください。
510問演習の進め方(誤答パターン・目標得点)
法令10問は「条文暗記」より「数値表+公表問題+演習」の3層で固めると効率がよいです。週2回・60分以内(1問6分ペース)で関係法令タグ10問を解き、得点を10点刻みで記録します。
| 周回 | 題材 | 目標得点 | 復習の焦点 |
|---|---|---|---|
| 1周目 | 当サイト演習Q1〜Q12 | 50点以上 | 50人・14日・1年1回の数値表を埋める |
| 2周目 | 令和7年公表10問 | 60点以上 | 誤答の条文番号をテキストで確認 |
| 3周目 | 演習誤答+公表誤答のみ | 70点以上 | 主体・期限・数値の混同を解消 |
| 本番前 | 直近3年度・法令30問 | 70点×2週 | 210/300点の30問通しと突合 |
頻出の誤答パターンは次の5型です。①実施主体の取り違え(面接指導・ストレスチェック後の面接は医師)。②人数閾値の取り違え(産業医2人は3,000人超・専任衛生管理者は1,000人超等)。③保存周期の取り違え(面接指導記録5年・一般健康診断個人票5年・衛生委員会の議事記録3年等)。④労安法と労基法の混同(年休・妊産婦は労基法)。⑤「請求」「同意」の有無(面接指導・妊産婦措置・年休時季変更)。
演習Q1(衛生管理者・50人)・Q7(ストレスチェック・50人・1年1回)・Q10(年休・出勤率)・Q11(妊産婦・深夜業)・Q9(事務室・照明6か月)の5問は、本記事の4法規表と1対1で対応します。40点未満が続く法規ブロックに週60分×2を2週間追加し、60点以上が2週続いたら労働衛生・労働生理の科目別演習へ進んでください。
6法令学習のチェックリスト
本記事だけで関係法令10問の骨格は押さえられます。試験直前までに次の5項目を自己点検してください。
| チェック | 確認方法 | 合格の目安 |
|---|---|---|
| 4法規の目次 | 公式テキストと要項の範囲表 | 範囲外論点を演習から除外できている |
| 50人ライン | 数値表を見ずに10項目言える | 産業医・衛生委員会・ストレスチェック・健診報告 |
| 主体の整理 | 面接指導・健診・巡視の実施者 | 医師か衛生管理者かを即答できる |
| 公表10問 | 令和7年・関係法令を60点以上 | 誤答理由を3色記録済み |
| 演習10問 | Q1〜Q12から10問・週2回 | 60点以上が2週連続 |
用語の詳細(衛生管理者・産業医・ストレスチェック制度など)は用語集の関係法令カテゴリで補足できます。年度横断の出題比率を深掘りする場合は第二種衛生管理者試験の関係法令の過去問での出題傾向 を参照してください。科目別の解き方・得点記録の型は第二種衛生管理者試験の分野別過去問の解き方 が同じ10点刻み表を使います。
7よくある質問
化学物質管理は第二種でも頻出ですか?
関係法令の演習目標は何点を目指せばよいですか?
労働基準法は第二種でも学習が必要ですか?
記事の基本情報
| ジャンル | 分野別対策 |
|---|---|
| タグ | 分野別 / 試験対策 |
公式情報の確認
公式情報の確認:第二種衛生管理者試験の最新情報は、安全衛生技術試験協会(公式)などの公式情報を必ず確認してください。本人に割り当てられた試験会場は受験票の表記が正本です。