第二種衛生管理者試験の合格基準は「各科目40%以上かつ合計60%以上」の2条件を同時に満たすことです。
この記事では「何問正解すれば合格か」を問題数で具体的に解説します。
合格基準を問題数で換算
全体の合格ライン
| 全問題数 | 合格に必要な正解数 | 正解率 |
|---|---|---|
| 30問 | 18問以上 | 60%以上 |
科目別の足切りライン
| 科目 | 問題数 | 足切りライン | 合格に必要な最低正解数 |
|---|---|---|---|
| 関係法令 | 10問 | 40%未満(3問以下)で即不合格 | 4問以上 |
| 労働衛生 | 10問 | 40%未満(3問以下)で即不合格 | 4問以上 |
| 労働生理 | 10問 | 40%未満(3問以下)で即不合格 | 4問以上 |
重要:合計で18問正解していても、1科目でも3問以下(40%未満)なら即不合格になります。
合格・不合格のパターン例
| 関係法令 | 労働衛生 | 労働生理 | 合計 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 8問 | 7問 | 7問 | 22問 | 合格 |
| 6問 | 6問 | 6問 | 18問 | 合格(ギリギリ) |
| 4問 | 7問 | 7問 | 18問 | 合格(足切りはクリア) |
| 3問 | 9問 | 9問 | 21問 | 不合格(足切り) |
| 5問 | 5問 | 3問 | 13問 | 不合格(足切り+合計不足) |
| 7問 | 7問 | 3問 | 17問 | 不合格(足切り) |
3番目のパターンが重要です。「合計は18問(60%)達成しているのに足切りで不合格」という落とし穴があります。
合格点に「定員」はない
第二種衛生管理者試験は合格者数に上限(定員)がありません。基準を満たした全員が合格できます。
競争試験ではないため、「周りより点数が高ければ合格」という発想は不要です。自分が18問以上正解し、各科目4問以上取れれば合格です。
科目免除者の合格基準
一定の資格保持者は一部の科目が免除されます。免除後の構成に合わせて合格基準が変わります。
| 免除の種類 | 残る科目 | 問題数 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 労働生理の免除(一部の資格者) | 関係法令・労働衛生 | 20問 | 各科目40%以上・合計60%以上 |
何点取れれば安全圏か
最低ラインは「各科目4問・合計18問」ですが、実際には余裕を持って20〜22問(67〜73%)を目標にするのが安全です。
理由は次のとおりです。
- 本番では緊張で普段より正答率が下がる傾向がある
- 初見問題(法改正後の新出題)が2〜3問混じることがある
- 過去問の正答率が80〜90%でも、本番は70%程度になるケースが多い
「点数を取りやすい科目」の戦略
関係法令(取りやすい・得点源にしやすい)
数値と条件の暗記が中心。覚えれば確実に取れる問題が多く、勉強時間を投資した分だけ点数が上がりやすい科目です。8問以上(80%)を目標にすると合計に余裕が生まれます。
労働衛生(理解が必要・得点にバラつきが出やすい)
設備・測定・化学物質の仕組みを問う問題が多く、理解が浅いと応用問題で落としやすい。6〜7問(60〜70%)を安定して取ることを目標にしましょう。
労働生理(理解すれば安定・初学者は注意)
人体の仕組みに慣れている人には取りやすい科目ですが、後回しにすると足切りになりやすい。6問(60%)を確実に取るを最低目標にし、時間があれば8問を狙います。
よくある質問
Q. 全科目の平均で60%以上あれば合格ですか?
いいえ。「平均60%」ではなく「各科目個別に40%以上、かつ合計60%以上」の2条件が必要です。1科目でも40%を下回ると、他が満点でも不合格になります。
Q. 合否の通知にはどのくらいかかりますか?
試験日から約1週間後に安全衛生技術試験協会の公式Webサイトで合格者の受験番号が発表されます。郵送の合否通知書はその2〜3日後に届きます。
Q. 何点で不合格になったか知る方法はありますか?
合否通知書には合格・不合格の結果のみが記載され、得点の開示はありません。不合格になっても何点だったかは公式には知ることができません。
まとめ
- 合格基準は「各科目40%以上」かつ「合計60%以上」の2条件
- 30問中18問以上の正解が必要
- 1科目でも3問以下(40%未満)なら即不合格(足切り)
- 合格者数に定員はなく、基準を満たせば全員合格
- 本番の余裕を考え20〜22問(67〜73%)を目標にすることを推奨