じん肺は「治らない・じわじわ進む・離職後も進行する」という3つの特徴が試験の核心です。
じん肺の主な種類
| 種類 |
原因粉じん |
特記事項 |
| 珪肺(けいはい) |
遊離けい酸を含む粉じん |
最も多いじん肺 |
| 石綿肺 |
石綿(アスベスト)粉じん |
中皮腫を合併しやすい |
| 溶接工肺 |
溶接ヒューム |
溶接作業者に多い |
じん肺の3大特徴
| 特徴 |
内容 |
| 不可逆性 |
一度線維化した肺は元に戻らない(完治しない) |
| 遅発性 |
粉じん作業をやめた後も進行することがある |
| 合併症 |
結核・肺がん・気管支炎・肺性心などを合併しやすい |
じん肺管理区分
| 管理区分 |
じん肺の所見 |
就業上の措置 |
| 管理1 |
なし |
粉じん作業に従事可 |
| 管理2 |
軽度あり |
配慮・改善措置 |
| 管理3イ |
あり(軽度の肺機能障害) |
粉じん作業からの転換が望ましい |
| 管理3ロ |
あり(中等度の肺機能障害) |
粉じん作業からの転換 |
| 管理4 |
著しい所見 |
療養を要する(就業禁止) |
管理区分は都道府県労働局長が決定します(事業者ではありません)。
じん肺健康診断の記録保存
一般健診(5年)・石綿健診(40年)と混同しやすいため、「じん肺は7年」と確実に覚えましょう。
試験で狙われる頻出ポイント
- 「じん肺は治療すれば治癒する」→ 誤り(不可逆性で完治しない)
- 「粉じん作業をやめればじん肺は進行しない」→ 誤り(離職後も進行することがある)
- 「じん肺健診個人票の保存期間は5年間」→ 誤り(7年間)
- 「管理区分は事業者が決定する」→ 誤り(都道府県労働局長が決定)
- 「石綿肺は中皮腫の合併症が起きやすい」→ 正しい
- 令和7年後期 第25問(管理区分)
- 令和6年後期 第26問(じん肺の特徴)
- オリジナル問題 第17問(保存期間)