熱中症は労働生理と労働衛生の両方に関わるテーマです。重症度の分類と応急処置が頻出です。
重症度の分類
| 重症度 | 旧称 | 主な症状 | 対処 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ度(軽症) | 熱けいれん・熱失神 | めまい・失神・筋肉けいれん・大量発汗 | 涼しい場所で安静・水分・塩分補給 |
| Ⅱ度(中等症) | 熱疲労 | 頭痛・吐き気・倦怠感・虚脱感・体温上昇 | 医療機関への搬送検討 |
| Ⅲ度(重症) | 熱射病 | 意識障害・高体温(40℃超)・発汗停止・多臓器不全 | 直ちに救急搬送・体の冷却 |
体温調節の仕組み
体温調節は視床下部(体温調節中枢)が担っています。暑い環境では発汗・皮膚血管拡張で熱を逃がします。
高温高湿環境では汗が蒸発しにくくなり放熱効率が落ちます(これがWBGTで湿球温度の係数が最大な理由)。
熱中症予防対策
| 対策の種類 | 内容 |
|---|---|
| 環境管理 | WBGTの測定・冷房・遮熱 |
| 作業管理 | 休憩の確保・作業時間短縮 |
| 健康管理 | 健康状態の把握・水分補給 |
| 熱順化 | 1〜2週間かけて暑熱環境に慣らす |
頻出ポイント
- 「Ⅲ度は軽症なので自然回復できる」→ 誤り(最重症・救急搬送が必要)
- 「意識がある場合は水を飲ませてはいけない」→ 誤り(意識があれば水分・塩分補給が有効)
- 「応急処置として体を温める」→ 誤り(冷却が正しい)
- 「熱順化は3日間で完成する」→ 誤り(1〜2週間かかる)
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