産業医と衛生管理者の混同は不合格の主因のひとつです。役割の違いと数値を正確に押さえましょう。
産業医の選任要件
| 労働者数 | 産業医の数 |
|---|---|
| 50人以上3,000人以下 | 1人以上 |
| 3,001人以上 | 2人以上 |
常時1,000人以上の事業場または有害業務に常時500人以上が従事する事業場は専属の産業医が必要です。
産業医の主な職務
| 職務 | 頻度・条件 |
|---|---|
| 職場巡視 | 月1回以上(条件付きで2ヶ月に1回に緩和可) |
| 健康診断への関与 | 結果の評価・就業上の意見 |
| 長時間労働者面接指導 | 月80時間超の申出者に実施 |
| 高ストレス者面接指導 | ストレスチェック後の申出者に実施 |
| 勧告権 | 事業者に対して必要な措置を勧告できる |
巡視頻度の緩和条件
以下の両方を満たす場合に限り、2ヶ月に1回以上に緩和できます。
- 産業医が毎月、作業環境測定・健診結果等の情報提供を受けている
- 事業者の同意がある
産業医と衛生管理者の違い
| 項目 | 産業医 | 衛生管理者 |
|---|---|---|
| 資格 | 医師 | 衛生管理者免許 |
| 職場巡視の頻度 | 月1回以上 | 週1回以上 |
| 主な役割 | 医療的専門性 | 衛生管理の実務 |
| 勧告権 | あり | なし |
頻出ポイント
- 「産業医の職場巡視は週1回以上」→ 誤り(週1回以上は衛生管理者、産業医は月1回以上)
- 「産業医がいれば衛生管理者は不要」→ 誤り(別々に選任が必要)
- 「産業医は業務命令を出せる」→ 誤り(勧告権はあるが命令権はない)
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